編集後記

姫路城の床は冷たかった

 生まれて初めて姫路城に足を踏み入れた。いや、城どころか播磨の国に行くのも初めて。日帰り取材だったので、必要な場所を重点的に巡る。
 最初は睡魔と闘うので手いっぱい。しかし、天守に入るとそんな気分もどこへやら。改修工事が目前に迫っていたため、工事中は見られなくなるという天守が目当ての観光客でごったがえしていたのと、床が猛烈に冷たかったので自然に目が冴えてしまったってことなんですがね。さすがに人が頻繁に出入りしていると天守も意外に手狭に思えた。それにつけても真冬の籠城なんてしたくないものよ、としみじみ……。
 今度は2泊ぐらいの日程で隅々まで舐めるように探訪してみたいもんです。

(by 熊右衛門尉/歴史群像99号)

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