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歴史群像バックナンバー

その日、川中島の空は青かった

 前回の編集後記で藤四郎が記したように、編集部有志が毎年参加する山梨県笛吹市主催の「川中島合戦絵巻」では、“友達力”に優れる我々の仲間はついに60人。戦時編制の2個小隊にまで膨れあがり、武田・上杉に別れての対抗戦とあいなりました。
 数年前から多くなった人数をコントロールするために、うちの部隊では奉行制を導入。奉行の一人を務める拙者は、毎年、石田三成の苦労を身にしみて実感している次第。三成や増田、長束など嫌われキャラがいないと軍隊は動かないんだよ。マジで。
 当然ながら対抗戦になると、「三成」は狙われますな。福島正則や加藤清正のような連中に。拙者の場合、すでに前日の宴会から頸に恩賞がかかるしまつ。合戦がはじまってみれば、もぅ、なんだこの敵の数は。いつのまにか二刀流で戦ってました(ホント)。
 で、旧友のS君の胴を抜いたところまでは覚えているのですが、その直後、体中に衝撃が走り、目の前に青い空がひろがると、あたりは静かに。ああこれでオレも戦(締め切り)のない世界に行ける……(ウソ)。
 実際は、藤四郎率いる野良犬足軽軍団にボコられたうえ、営業のK氏が、ものの見事に拙者を引き倒し、鎧の重さでバタバタする拙者を全員で足蹴に。
 藤四郎いわく「御奉行、死に様、格好良かったっすよ。“ニセ”の錦絵みたいで」
 ニセは余計だろうよ。
 この合戦の模様は、当ホームページの「VISUAL GALLERY」で近いうちに公開します。しばし待たれよ。だけど、あの膨大な量の写真のセレクトも奉行の仕事??

(by 次郎太郎/歴史群像102号)