編集部レポート番外編 江戸城のスタンプ設置場所 (歴史群像139号)
和田倉休憩所と同じく、皇居外苑にある「楠公休憩所」は、地下鉄日比谷駅から徒歩約10分。広場中央の楠正成像を目印に進むと、楠公休憩所の中にスタンプがあります。中央の自動ドアから入ると右側にスタンプ設置場所がありました。東京メトロスタンプラリーの設置場所もあるので、スタンプを押す際は注意してください。
次の「北の丸休憩所」へは東京メトロ半蔵門線九段下駅から向かいます。2番出口の階段を登ると牛ヶ淵越しに日本武道館が見え、左側には昭和館があります。田安門をくぐり日本武道館を目指して5分ほど道なりに歩くと、左側に日本武道館、右側に「北の丸休憩所」が見えてきます。休憩所はレストランになっており、中央にちょこんとあるスタンプ台を発見! レストランのお客さんの視線を集めつつもスタンプを押してきました。江戸城のスタンプはすべて施設内にあるため、利用時間を確認したうえで行ってみてください。
江戸城の本丸・二の丸・三の丸(皇居東御苑)も撮影してきましたのでご紹介します。
楠公休憩所(楠公レストハウス)の外観。レストランと売店の間にスタンプ設置場所があります。皇居外苑散策ウォーキングマップなどのパンフレットがインフォメーションコーナーに置いてあります。
北の丸休憩所。目の前が日本武道館。スタンプ設置場所はレストランの中央にありました。
▲ 江戸城の天守台。天守は3度建て替えられましたが、明暦の大火(1657年)で焼失後は天守台の石垣が築き直されました。その後、再建されることはありませんでした。
▼ 桃華楽堂(音楽堂)。上部の8面ある壁画は、各面とも大きく羽ばたく鳥を中央に、それぞれ日月星、松竹梅、楽の音、風水火、春夏秋冬などのイメージ図が描かれています。
▲かつて江戸城には19の櫓がありましたが、現存している櫓は伏見櫓、桜田二重櫓とこの富士見櫓の3つのみ。遺構の中でもっとも古いひとつです。
▼ 本丸と二の丸に通じる要所である大手三之門に設けられた百人番所。鉄砲百人組と呼ばれた、甲賀組、伊賀組、根来組、二十五騎組の4組が昼夜交代で詰めていました。
◀ 百人番所、大番所のほかに、この同心番所が現存。番所とは警備の詰所のこと。軒先の丸瓦に徳川家の家紋・三つ葉葵がありました。
(文=ベッキー)