
No.189~192
歴史群像 No.192 2025年8月号
~~今号の内容~~
――太平洋戦争終戦80年 特別号――
■ 豪華別冊付録!
特大イラストポスター
●「帝国軍艦大画報」
戦艦から練習艦、輸送艦までの艦船300隻と航空機48機が一堂に会した情景が描かれた特大パノラマ・イラスト・ポスターを復刻!
(村上松次郎・画/タテ500ミリ、ヨコ735ミリ)
(昭和15年[1940]発行の雑誌付録を80%大で復刻)
◎本誌に解説記事も収録
誌上[映画]プレビュー
●雪風 YUKIKAZE
海戦シーン、艦内セット写真など写真16点掲載!
太平洋戦争終結80年を迎えるこの夏、注目の日本映画が公開される。“不沈艦”“幸運艦”と呼ばれ、終戦を見届けた駆逐艦『雪風』をテーマにしたこの作品を、8月15日の全国公開に先駆けて紹介。
■ 第一特集
【特集】日本海軍 駆逐艦の戦い
●①駆逐艦『雪風』の生涯
幸運を勝ち取った二十九年の航跡
多数の海戦に参加して勇戦敢闘しながらその度に無事生還、戦後は復員に従事、賠償艦として中華民国に渡ったあとも艦隊旗艦の座にあった“奇跡の駆逐艦”の実像!
●②検証 日本海軍 水雷戦隊の水雷戦術
米艦隊主力を撃破すべく編み出された「秘技」の洗練と限界
日本海軍が来攻するアメリカ艦隊を撃滅すべく採用した漸減作戦。その中で、戦艦による砲戦と並び、米艦隊主力を撃滅する柱として据えられたのが、駆逐艦で編成される水雷戦隊による魚雷攻撃の戦術、水雷戦術である。その発展の経過と要領、そしてその限界を探る!(戦術・配置要領図多数掲載)
●検証『戦史叢書』
太平洋戦争の公刊戦史はいかに編纂されたのか
アジア・太平洋戦争の戦史記事執筆に不可欠な史料とも言える『戦史叢書』。終戦で散逸した史資料の収集確保に始まり、GHQの思惑、陸海軍間の史観の対立、紙幅の制限等々、さまざまな制約を克服して成った「公刊戦史」の誕生とその舞台裏とは。戦史ファン必読!
歴史群像フォトギャラリー
●『丹陽』 (旧『雪風』)の現役時代を物語る2葉の写真
ここでは、艦艇史研究家の田村俊夫氏が戦後の『雪風』研究の途上で入手した2枚の写真を俎上に、ドラマチックなその人生後半の断面を見ていこう。
アメリカ軍空撮写真等に見る
●終戦時日本海軍残存艦の様相
最後まで奮戦した戦艦、巡洋艦ら
――太平洋戦争以外の記事も充実!――
■ 第二特集
●米軍 vs 英軍
勝利の背後にあった同盟内の確執
歴史的に兄弟国ともいえるアメリカとイギリスは第二次大戦において共闘し、輝かしい勝利をおさめた。しかし水面下では、両軍首脳の間で対立の火種がくすぶっていた。政治的な齟齬も含めた両者間の不信と確執に焦点を当てる。
■ 第三特集
新田義貞、北畠顕家 それぞれの戦いと室町幕府の成立
●激突! 南北朝の争乱
建武3年(1336)5月、湊川合戦で楠木正成が敗死し、建武の新政はわずか2年半で崩壊。持明院統を擁する足利尊氏は京都に新政権を打ち立てるが、吉野に奔った後醍醐天皇は京都の奪還を図り、北陸では新田義貞、奥州・東国では北畠顕家が足利方と一進一退の激戦を繰り広げた。日本史上最長の動乱の幕開けを概観する。
■ 検証/ドキュメント
大友vs龍造寺 元亀元年・肥前戦役の実相
●再考 今山の戦い
元亀元年(1570)8月、鍋島直茂率いる龍造寺軍が肥前に侵攻した大友氏の大軍を撃破した今山の戦い。通説では龍造寺方の乾坤一擲の奇襲戦とされる合戦の実相と大友氏の肥前進攻の背景を検証する。
●シュナイダー・カップ
伝説の水上機レースの全貌
民間の航空機レースとして知られ、数々のスピード記録を打ち立てた水上機レースの軌跡とその航空技術への貢献を検証する。
[連載]西洋戦史研究 ナポレオン戦争
●1813年ドイツ戦役[第2回]
春季作戦の開始
ロシア戦役後に形成された対仏同盟軍には、やがてイギリス、スウェーデンなどが加わり、彼らは"ドイツ解放"を目指してナポレオン軍と相対することとなる。こうして始まったドイツ戦役、その緒戦における各軍の動きを追う。
■ インタビュー
戦艦『大和』沖縄特攻時に下艦した少尉候補生
●北村和夫
少尉候補生として乗組んだ『大和』。空母『葛城』での勤務、潜水学校在学中に迎えた終戦。海軍少尉が体験した戦争末期の海軍を語る。
■ カラー企画
●検証 家康の伊賀越え
「神君伊賀越え」の実像を探る
家康は、本能寺の変時に滞在中だった堺から本国三河に帰国した。それは家康の生涯で最も危ない逃避行とされているが、はたして実態は? 実際の行程と舞台裏に迫る!
歴群シネマガイド
●戦争映画のなかの〈海戦〉
艨艟たちの戦史―その再現に挑んだ作品群
軍艦、そして航空機による海上の戦いを映像化するには、陸上戦に比べると予算的・技術的な困難が数多く存在する。古今の「海戦映画」はいかにしてそれを乗り越えてきたのか?
■ カラー連載
【日の丸の轍】軍港の陸上補給路として建設された
●横須賀線
【蒼空の記憶】緒戦での苦闘を余儀なくされた艦上急降下爆撃機
●SB2Uヴィンディケーター
【縦横無尽! 世界戦史】近代以前の戦争 その8
●最後の騎兵
【戦士の食卓】イギリスのロースト・ビーフに欠かせない
●ヨークシャー・プディング
【迷宮歴史倶楽部】
●戦後80年間、密かにたたずむ奉安殿②
(絵・文=モリナガ・ヨウ)
■ COMIC
●神聖ローマ帝国 三十年戦争(宮下英樹)
[第一章]冬の王〈第十八話〉白山の戦い
■ 連載コラム
・日本100名城と武将たち 富山城×佐々成政
・負けじ魂、これぞ船乗り
・信長の独断フルスロットル
歴史群像 No.191 2025年6月号
~~今号の内容~~
■ 第一特集
●扶桑型・伊勢型戦艦
欧米建艦競争への「日本の回答」
列強と同格の超ド級戦艦として、設計から建造まで純国産化に成功。不具合多発に泣くも次なる戦艦建造の礎となり、雄々しく戦闘に散った四艦の足跡を顧みる。
■ 第二特集
●イギリス空軍 爆撃機コマンドの戦い
ドイツ本土夜間爆撃の実態と限界
夜間による都市爆撃の研究を進めたイギリス空軍爆撃機コマンドはその思想に沿った爆撃機開発を行い、ドイツとの戦いに臨んだ。夜間都市爆撃の思想とはどのようにして生まれ実行されていったのか。その経緯を紐解く。
■ 第三特集
毛利vs.大友
●永禄九州争乱 立花の陣
弘治三年(一五五七)の大内氏の滅亡後、名門・大友氏と新興勢力の毛利氏は関門海峡を挟んで熾烈な攻防を繰り広げ、永禄七年(一五六四)に豊芸和睦が結ばれる。しかし、両氏の思惑や豊筑の国衆たちの蠢動で和平は破綻し、再び大規模な争乱へと発展していく。西国を代表する二大勢力の直接対決となった知られざる一大戦役の様相を概観する。
■ 検証/ドキュメント
【戦史から「南西諸島有事」を考える】
●フォークランド戦争
英国の電撃的離島奪回作戦-その勝因と教訓
英軍はなぜ、アルゼンチン軍に制圧された離島を短期間で奪回できたのか? フォークランド戦争における英軍の戦い方と勝因から、危惧されている「南西諸島有事」に備え、何を学ぶべきかを考察する。
●ガザの戦い1917
第一次大戦とパレスチナ問題の起源
第一次世界大戦における中近東戦線。イギリスはオスマン勢力を駆逐しながら東進、ガザにおいて中東支配への足掛かりを得た。しかし、それはその後100年以上にわたり今日にまで及ぶ憎しみと衝突の原点ともなったのである。
●北越戦争の帰趨を決した官軍の新潟上陸作戦
戊辰戦争において越後で繰り広げられた北越戦争では 長岡城の争奪など官軍と同盟軍の間で激戦が展開された。同盟軍の粘り強い戦いに苦戦した官軍は新潟への上陸作戦を決行した。
[連載]西洋戦史研究 ナポレオン戦争
●1813年ドイツ戦役[第1回]
ロシア戦役の終わりと新たな戦いの始まり
ナポレオンのロシア遠征は終わりを迎え、フランス軍は敗退した。そして情勢は変化し、フランスへの屈従を余儀なくされていたプロイセンが、ロシアと手を組む動きを見せ始める。舞台をドイツに移し、ヨーロッパの戦いは続く。
歴群シネマガイド
●戦争映画のなかの〈戦車〉
いかにして映画は戦車の迫力を表現してきたのか?
国や地域別に戦争映画をセレクトしてご紹介してきた本連載。今号から趣を変え、兵器などテーマ別に古今の秀作を取り上げる。まずは戦争映画の象徴たる「戦車」に注目してみたい。
■ インタビュー
沖縄戦で戦った海軍航空隊整備員
●三枝利夫
海軍に志願し、南西諸島海軍航空隊へ配属。米軍上陸後に陸戦隊員として戦った航空機整備員が語る沖縄戦の記憶。
■ カラー企画
●【追悼鼎談】香川元太郎さんが遺したもの
――復元イラスト、超絶技巧、人柄、思い出
カラードキュメント
CG彩色でよみがえる!
●レマーゲン鉄橋の攻防
偶然と幸運が連合軍に齎した「ドイツへの入り口」
●支援戦車から主力戦車へ
現存車両で見るドイツ軍Ⅳ号戦車
ドイツ陸軍の支援戦車として誕生したⅣ号戦車は、戦局の変化に従って長砲身・重装甲化がなされ、やがて主力戦車の座につく。多くの派生車両の元ともなり、大戦全期間を通じて戦ったⅣ号戦車のバリエーションを、現存車両のカラー写真で見ていく。
歴史群像フォトギャラリー
●シンガポールで終戦を迎えた重巡『妙高』と『高雄』
●無限軌道走行装置を知る
②サスペンションと下部転輪
戦車等における「無限軌道」のメカニズム解説の後編となる今回は、無限軌道を走行させるための必需品的装備である下部転輪とそれを支えるサスペンションの概論となる。
■ カラー連載
【蒼空の記憶】太平洋戦争緒戦のアメリカ海軍を支えた艦上攻撃機
●TBD デヴァステイター
【日の丸の轍】戦後復興にも活躍した砲兵牽引車
●九八式六瓲牽引車
【縦横無尽! 世界戦史】近代以前の戦争 その7
●戦術の誕生
【戦士の食卓】軽巡洋艦『モンペリエ』で提供された故郷の味
●ピーナッツバター
■ COMIC
●神聖ローマ帝国 三十年戦争(宮下英樹)
[第一章]冬の王〈第十六話〉不可侵条約
■ 連載コラム
・日本100名城と武将たち 武田氏館×武田信虎
・負けじ魂、これぞ船乗り
歴史群像 No.190 2025年4月号
~~今号の内容~~
■ 第一特集
●日米空母徹底比較
搭載機数、飛行甲板から航続力、装甲防御まで
太平洋戦争において、海戦の主役となった航空母艦。日米が運用した空母にはどのような違いがあったのか、その相違点を項目別に比較する。
■ 第二特集
●【朝鮮戦争】仁川上陸&ソウル奪回作戦
マッカーサーと国連軍による乾坤一擲の賭け
北朝鮮軍の怒濤の進撃の前に韓国の首都ソウルは陥落し、国連軍は釜山で包囲された。その絶望的な状況を打開すべく立案・実行された「クロマイト」作戦の全貌に光を当てる。
■ 第三特集
日本海軍の失われた可能性
●秋山真之
―その兵学思想の全貌―
日露戦争の日本海海戦において聯合艦隊参謀として、ロシア・バルチック艦隊を破る作戦を立案した秋山真之。卓越した戦術家であるとともに日本海軍を代表する兵術研究家でもあった。その優れた先見性と洞察力によって確立した「秋山兵学」の全貌と生涯に迫る。
■ 検証/ドキュメント
島津家中激震!
●庄内の乱
抹殺のあげく国賊とされた伊集院一族
伏見の薩摩屋敷で伊集院幸侃が島津忠恒により殺害された。筆頭老中幸侃は秀吉が認めた実力者で庄内八万石を有していた。しかし徳川家康の意向により、忠恒に対する処罰はなく、激怒した幸侃の嫡男忠真は都之城以下、十二の城を固めて島津氏に反旗を掲げた。庄内の乱の勃発である。戦いは長期化の様相をみせ、焦った家康は九州の諸大名に島津氏への与力を命じた。ここに至り、島津家中の内紛は豊臣政権を巻き込む公的な戦いへと変質した。島津家を揺るがせた内乱の真相と、その複雑な構造に迫る。
●MG34とMG42
ドイツ陸軍が生み出した二つの万能機関銃
第二次世界大戦時の傑作機関銃として名高いドイツ軍のMG34とMG42。その誕生の経緯から運用方法までを解説する。
●「何もない城」から何を読み取るか
城が「消える」理由とその痕跡から往時の姿を読む方法
天守も石垣もなく、碑のみがたたずむ城跡。「何も残っていないから……」と通り過ぎてしまいそうになるが、はたしてそれでよいのだろうか? 城が消滅した理由や残された地形を丹念に探れば、それまでとは違った景色が浮かびあがってくる─。
[連載]西洋戦史研究 ナポレオン戦争
●ロシア戦役[第10回]
ベレジナ渡河作戦(Part.2)
ベレジナ河に架橋し、退却を図るナポレオン軍であったが、大量の落伍兵、傷病兵をかかえながらの渡河は困難を極めた。追撃するロシア軍とかろうじて戦いながら、ナポレオンのロシア遠征は終焉を迎える。
歴群シネマガイド
●中南米/オセアニア/ヨーロッパ諸国の戦争映画
まだまだある、世界の埋もれた秀作
「戦争」はあらゆる国の映画界で共通する重要なテーマである。本連載「製作国別編」の締めくくりに、取り上げられる機会が少ない国々の多様な戦争映画を、筆者独自の視点で紹介する。
■ インタビュー
空母『信濃』通信員
●蟻坂四平
海軍に憧れ、通信員となった弱冠16歳の少年兵が体験した、空母『信濃』の最初にして最後の航海。
■ カラー企画
●無限軌道走行装置を知る
①履帯の構造と材質
●再考 中国大返し
同時代史料が浮き彫りにする「奇跡」の実態
秀吉は、信長が弑された本能寺の変からわずか12日間で主君の仇を討った。それは「神業」として語られることが多いが、はたして実態は? 「大返し」の背景と内実に迫る!
●朝鮮戦争 博物館・史跡探訪記
●戦争と薬
兵士の命を救う化学が生んだ"戦友"
歴史群像フォトギャラリー
●第二次大戦期各国の航空魚雷
■ カラー連載
【日の丸の轍】日本陸軍が戦車より早く配備した装軌車両
●ホルト・トラクター
【縦横無尽! 世界戦史】近代以前の戦争 その6
●トゥキュディデスの新しい罠
【蒼空の記憶】洋上でのさまざまな任務で活躍した飛行艇
●ブローム・ウント・フォス BV138
【戦士の食卓】~映画『スターリングラード』より~
スターリングラードからの脱走兵が最後に口にした
●ドイッチェ・サラミ
【迷宮歴史倶楽部】
●戦後80年間、密かにたたずむ奉安殿①
(絵・文=モリナガ・ヨウ)
■ COMIC
●神聖ローマ帝国 三十年戦争(宮下英樹)
[第一章]冬の王〈第十六話〉不可侵条約
■ 連載コラム
・日本100名城と武将たち 大内氏館×大内義隆
・負けじ魂、これぞ船乗り
・信長の独断
歴史群像 No.189 2025年2月号
~~今号の内容~~
■ 第一特集
●零戦と堀越二郎
「欠陥機」から「完成形」五二型への軌跡
国産艦上戦闘機の開発を目指した日本海軍。その求めに応じた航空機設計者の堀越二郎。七試艦戦から零戦の原型・十二試の開発と二度の空中分解事故…。「完成形」とでも言うべき五二型登場までの苦難の道程を追う。
■ 第二特集
独ソ戦 クルスク戦の焦点
●プロホロフカ戦車戦の虚実
虚像はいかに作られたか?
1943年のクルスク戦で発生したプロホロフカの戦いは、独ソ両軍計1500両の戦車が参加した戦いとして知られてきたが、実際はどのような戦いだったのか? ソ連時代とソ連崩壊後に刊行された文献を基に、「虚像」が作られた経過とその実像を探る。
■ 第三特集
後醍醐天皇 vs 足利尊氏
●建武政権の崩壊
南北朝動乱の嚆矢となった足利尊氏の蹶起
元弘3年(1333)、鎌倉幕府を打倒した後醍醐天皇は親政を開始。しかし、その急進・革新的ともいえる政策は、武士・貴族ら既得権益層からの支持を得られないまま、北条高時の遺児である時行の蜂起を契機に足利尊氏が政権から離反、「建武の新政」はわずか二年半で崩壊することなる。約五〇年の動乱の時代の幕開けとなった建武政権崩壊の過程を追う。
■ 人物伝/検証/ドキュメント
●蒲生氏郷
"世に優れたる利発人"の知られざる生涯
近江日野の一領主の家に生まれながら、織田信長の婿となって数々の武功を挙げ、果ては豊臣政権の奥羽支配の要として会津九二万石の太守へと破格の出世を遂げた蒲生飛?守氏郷。各地の戦場で自ら先陣をきって戦う猛将であり、かつ、当代きっての教養人でもあった傑物の知られざる生涯とは――。
日清戦争 朝鮮半島の戦い②
●平壌の戦い
朝鮮半島における日清両陸軍の最後の攻防戦
成歓の戦いに勝利した日本軍は、清国軍が立て籠る平壌めざして北上を開始した。これに対し、清国軍は約二万の兵を集中して守りを固めた。城壁に囲まれた平壌をめぐる攻防戦の実相とは?
●日本海軍 航空魚雷・雷撃法発達史
「高高度・高速投下」の追求と限界
早い時期から国産化と性能向上、戦術の洗練化と訓練に努め、やがて太平洋戦争緒戦で花開くわが海軍の航空雷撃略史。
歴群シネマガイド
●アジア諸国の戦争映画
映画に描かれた東アジア、東南アジアの近現代史
かつて日本に占領、統治された歴史をもつアジア諸国で製作された戦争映画、および近現代史を扱った映画を紹介。現代日本にも深くかかわる歴史的視点に満ちた、必見の作品群!
Y委員会と海上警備隊の誕生
●小海軍をつくる
戦後の海上防衛兵力策定の起点となったY委員会。その参集に至るまでの旧海軍側と海上保安庁側のかけひき、日本政府の秘めた思惑、アメリカ海軍の支援…。そして誕生した小粒ながらもやる気十分のスモール・ネービー!
[連載]西洋戦史研究 ナポレオン戦争
●ロシア戦役[第9回]
ベレジナ渡河作戦(Part.1)
1812年11月、酷寒の中で休みなく退却を続け、疲弊しきったナポレオン軍は、前後に迫るロシア軍の脅威にさらされながらもベレジナ河の渡河点に到達する。ここにおいて、本戦役最後の会戦が生起することとなる。
■ カラー企画
カラードキュメント
CG彩色でよみがえる!
●ビッグセブン
軍縮条約が生んだ最強の戦艦たち
ワシントン軍縮条約の結果、16インチ砲を搭載した7隻の戦艦が生まれた。ビックセブンと呼ばれた、この当時最強の戦艦たちの誕生の経緯を彩色写真と共にたどる。
「防弾装備の不備」は本当か? 緑色の明細は何のためだったのか?
●零戦五二型をめぐる伝説を検証する
歴史群像フォトギャラリー
●ブラックバーン・バッカニア その開発と運用
艦上攻撃機から空軍戦闘爆撃機へ
■ カラー連載
【戦国の城】北条氏滅亡後、戦国有数の巨城はどう変貌したのか
●【相模】小田原城
監修・文=諏訪間 順(小田原城天守閣館長) イラスト=香川元太郎
【日の丸の轍】太平洋戦争で普及した代用燃料車
●木炭自動車と薪自動車
【蒼空の記憶】さまざまな任務に多用された艦上攻撃機
●フェアリー・バラクーダ
【縦横無尽! 世界戦史】近代以前の戦争 その5
●「西洋」の戦争の始原
【戦士の食卓】特殊部隊ジェドバラ・チームが潜入地で舌鼓を打った
●子鴨のロースト
モリナガ・ヨウ【迷宮歴史倶楽部】戦場の銀輪
●軍用人力二輪車発展史⑧
■ COMIC 連載 第12回
●神聖ローマ帝国 三十年戦争(宮下英樹)
[第一章]冬の王〈第十五話〉偶像破壊
■ 連載コラム
・日本100名城と武将たち 大内氏館×大内義隆
・負けじ魂、これぞ船乗り