No.109~112
歴史群像 No.112 2012年4月号
■ 第1特集
流血の歴史に育まれた“赤い星”の軍隊
【ソ連赤軍の誕生】
1918年、革命により誕生したソヴィエト政権が創設した軍事組織「赤軍」は、国内外での激しい戦いを経て成長。のちの「ソ連軍」の骨格を作った。建軍期から悪夢の大粛清を迎えるまでの「赤軍」に焦点を当て、その組織の実像に迫る。
■ 第2特集
諸刃の剣となった信長の用兵術
【戦術分析 姉川の戦い】
大名として自立して以来、つねに野戦を望み、決戦を希求してきた織田信長。そのために必要とされたのは、敵を誘い出し、決戦場での兵力優勢をもたらす様々な術策であった。戦国史上有名なこの戦いを、信長の用兵から考察する。
■ 第3特集
沖縄に散った“空の神兵”
【壮絶! 義烈空挺隊】
米軍上陸後の沖縄における空からの飛行場強襲作戦――。たび重なる作戦中止によって想いを遂げられない男たちの葛藤と、死が約束された彼らの最初で最後の特攻作戦の激闘を描く!
■ 大好評「戦闘戦史」シリーズ
奇襲と独断が生んだ大戦果『島田戦車隊 スリム殲滅戦』
■ 50周年特別企画
核戦争を回避した米ソ両首脳の13日間『キューバ危機』
■ 話題の映画を誌上プレビュー
戦場を駆け抜けた奇跡の軍馬物語『戦火の馬』/図解『軍馬の基礎知識』
■ カラー記事
皇軍を奮い立たせた指揮官の象徴『日本の軍刀』/日の丸の翼『陸軍 九九式双軽爆撃機』/銘艦STORY『ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦』/戦国の城『武蔵 虎ヶ岡城』/フォトギャラリー『ヤルタ会談』/戦史の名画をよむ『ウルフ将軍の死』/戦士の食卓『山本長官を襲った「刺客」たちの朝食』/モリナガ・ヨウの『迷宮歴史倶楽部』/「広開土太王」見どころ紹介
■ その他の記事
秋山好古が拓いた“汎用騎兵”への道『日本騎兵発達史』/U-505 vs. 米護衛空母部隊『Uボートを鹵獲せよ!』/軍装店の末娘が語る海軍の思い出『細谷琴子インタビュー』/各国陸軍の教範を読む23『捜索と攻撃:その十五 日本軍Ⅳ』/救国に立ち上がった陸海軍の刺客『東條暗殺計画・後編』/アメリカ独立戦争PARTⅡ『合衆国の夜明け』/戦場のミステリー『砂漠に消えたB-24』/信長の独断『福島正則と足の小指』/NAVYよもやま豆知識『愛すべきヘル談』ほか
■ コミック新シリーズ第2話
吉原昌弘『戦場伝説/翼をもつ魔女』
歴史群像 No.111 2012年2月号
■ 第1特集
[戦略分析]楽観された“陸路攻略”
【遙かなるポートモレスビー】
昭和17年5月、日本軍はニューギニアにおける連合軍の要衝ポートモレスビーを奪取するべく「MO」作戦を実施。ところが珊瑚海海戦と、続くミッドウェー海戦の結果、海路による攻略を断念して陸路攻略へと切り替えざるを得なくなる。だがそれは、急峻な山脈を越えねばならぬ過酷な作戦行となった。あまりに無謀なこの作戦の実行が物語る日本軍の“失敗の本質”とは――。
■ 第2特集
武士の時代を拓いた孤高の軍事貴族
【平清盛の野望】
平安末期に一時代を築き、武士から太政大臣にまで上り詰めた清盛。派閥渦巻く政局を生き抜いた彼の処世術と軍事力を支えたものとは何だったのか。そして彼が目指した国家の姿とは――。
■ 第3特集 特別企画
従軍イギリス人記者が見た日露戦争の最前線
【旅順攻囲戦レポート】
二〇三高地における乃木第三軍の死闘をはじめ、日露戦争屈指の激戦が行われた旅順攻囲戦。この戦いの様子を一人の外国人記者が記録していた。現場にいた者しか知りえない貴重な取材記を本邦初公開!
■ 新登場 COLOR DOCUMENT
CG彩色でよみがえるドイツ新鋭艦【戦艦ビスマルク】
■ 特別寄稿
英霊三十八柱、祖国への帰還【続・ガダルカナル島『丸山道』を行く】
■ カラー記事
誌上プレビュー『マイウェイ 12,000キロの真実』/フォトギャラリー『遣独潜水艦』/戦国の城『肥後 熊本城』/日の丸の翼『海軍 零式艦上戦闘機一一型』/戦史の名画をよむ『アウステルリッツのナポレオン』/銘艦STORY『エセックス級空母』/密着取材『忍城時代まつり参陣!』/TOPICS『徳川四天王が浜松に集結!』/モリナガ・ヨウの『迷宮歴史倶楽部』/戦士の食卓『戦艦<ビスマルク>で供された伝統料理』
■ その他の記事
ドイツ第6軍を葬った赤軍「作戦術」の復活『ウラン作戦』/伝説の中に消えた謀将『足軽大将 山本“管助”』/強権に立ち向かった論客・中野正剛『東條暗殺計画・前編』/各国陸軍の教範を読む22『捜索と攻撃:その十四 日本軍Ⅲ』/「丸山道」を切り拓いた工兵隊員の証言長『金泉潤子郎インタビュー』/アメリカ独立戦争PART1『大陸軍の創設』/ロシア軍突出部を粉砕した戦術の革新『WWⅠ リガ突破戦』/地上に舞い降りた“緑の悪魔”『ドイツ降下猟兵』/信長の独断『雑賀衆とAKB48』/NAVYよもやま豆知識『大きな声で言えない話』/戦場のミステリー『ズールー戦争の「日本兵」』ほか
■ コミック新シリーズ第2話
吉原昌弘 『戦場伝説/翼をもつ魔女』
■ 二大別冊付録!
①上田毅八郎『帝國海軍艦艇カレンダー』
②『戦艦ビスマルク&旅順攻囲戦』両A面ポスター
歴史群像 No.110 2011年12月号
■ 第1特集 真珠湾攻撃70周年企画
栄光の第一航空艦隊旗艦
【徹底解剖 空母『赤城』】
イギリス海軍の影響を受けて、巡洋戦艦から世界に類を見ない「三段空母」へと転生した『赤城』は、その後の近代化大改装によって、日本海軍空母機動部隊の中核となって太平洋を席巻した。無敵の「ナグモ・タスクフォース」旗艦『赤城』の輝ける航跡をたどる!
■ 第2特集
ノルマンディーを朱に染めた英独の死闘
【ドキュメント カーン攻防戦】
1944年6月6日のノルマンディー上陸後、イギリス連邦軍は交通の要衝カーン市を目指した。だが、容易に陥
とせるはずだったこの史都は、ドイツ軍の頑強な抵抗の前に流血の戦場と化した!
■ 第3特集
厳寒の満州平野に迫る日本軍崩壊の危機
【黒溝台会戦】
日露戦争最初の年は、勝敗の決着がつかぬまま暮れていった――。明けて明治38年1月下旬、秋山少将率いる騎兵部隊が守る日本軍左翼へ、予期せぬロシア軍の猛攻が開始された!
■ 大好評「戦闘戦史」シリーズ
一個師団による空前の夜間突撃【日露戦争 弓張嶺の夜襲】
■ 南極点到達100年!
氷原のパワーゲーム【南極争奪戦】
■ 「9.11」10周年特別企画、2号連続掲載!
混迷するアメリカと「対テロ戦争」の行方【アフガニスタン紛争2001~2011<後編>】
■ カラー記事
誌上プレビュー『聯合艦隊司令長官 山本五十六』/フォトギャラリー『映画ハワイ・マレー沖海戦』/日の丸の翼『海軍 三式艦上戦闘機』/戦国の城『山城 勝龍寺城』/銘艦STORY『ネルソン』/戦史の名画をよむ『デラウェア河を渡るワシントン』/TOPICS『真珠湾に轟いた最初の砲声』/再現! 戦国の戦闘糧食『合戦めし』/モリナガ・ヨウの『迷宮歴史倶楽部』/戦士の食卓『戦艦<ペンシルヴァニア>のクリスマス・ディナー』
■ その他の記事
時代の変わり目に引き裂かれた男『福島正則抄伝』/レーダー&夜間戦闘機編『WWⅡ ドイツ本土夜間防空システム』/ハワイ日系人たちが語る“運命の日”『パールハーバーの記憶』/遣独潜水艦「伊八潜」通信長『桑島齊三インタビュー』/フリードリヒ大王の戦争 PARTⅤ『七年戦争<植民地の戦い>』/各国陸軍の教範を読む21『捜索と攻撃:その十三 日本軍Ⅱ』/信長の独断『上杉景勝と栗田貫一』/NAVYよもやま豆知識『鉄は熱いうちに打て』/新刊著者インタビュー拡大版『ドナルド・キーン』ほか
■ コミック新シリーズ始動
吉原昌弘 『戦場伝説/翼をもつ魔女』
■ 別冊付録! 特製両面ポスター
空母『赤城』主要甲板CG再現 & WWⅡドイツ本土夜間防空MAP
歴史群像 No.109 2011年10月号
■ 第1特集
越山を繰り返した“軍神”の深層
【関東管領 上杉謙信】
はるか越の国から天険を踏み、坂東の野へ降り立った龍の軍隊。それは乱れた世に秩序を取り戻すためだったのか、それとも自国の領民を食わせるための略奪行だったのか――。繰り返される関東進攻戦役と、上杉謙信の深層に迫る!
■ 第2特集
生還34万人!! 史上最大の撤退作戦
【ダンケルクの奇跡】
破竹の進撃を続けるドイツ軍によって追い詰められた英仏連合軍は、ドーヴァー海峡に面した港湾都市ダンケルクに集結。英首相チャーチルは彼らを救出するべく、優れたスタッフと、持てる船舶を総動員した一大撤退作戦を発動する!
■ 第3特集
欧州を震撼させたオスマン帝国の来寇
【ウィーン大攻防戦】
ときは1683年夏、ハプスブルク帝国の都ウィーンは、イスラム教世界の雄・オスマン帝国軍の二度目にして最大の攻撃に晒された。欧州キリスト教世界の存亡を賭けた大激戦を振り返る!
■ カラー特別企画「図解でわかるミリタリー・テクノロジー」
歴群の科学【WWⅡ レーダーのひみつ】
■ 生誕100周年特別企画
アメリカ人が愛する軍用拳銃【コルト・ガバメント】
■ 「9.11」10周年特別企画、2号連続掲載!
21世紀「対テロ戦争」の幕開け【アフガニスタン紛争2001~2011<前編>】
■ カラー連載
銘艦STORY『ドイツ海軍の再興』/戦史の名画をよむ『チェルシの年金受給者たち』/フォトギャラリー『終戦直後のニッポン』/日の丸の翼『海軍 艦上攻撃機<天山>』/戦国の城『武蔵 辛垣城』/戦士の食卓『装甲艦<アドミラル・シェーア>勝利の昼食』/モリナガ・ヨウの『迷宮歴史倶楽部』
■ その他の記事
第三の軍種“空軍”誕生への道『WWⅠ 航空戦術発達史』/ロシア軍の攻勢を挫いた日本軍の戦術能力『沙河会戦』/大いなる発展を遂げた海自潜水艦の航跡『おやしお建造物語』/各国陸軍の教範を読む⑳『捜索と攻撃:その十二・ ソ連軍Ⅳ』/巡洋艦「鈴谷」機関員『木舩一二三インタビュー』/フリードリヒ大王の戦争 PARTⅣ『七年戦争<プロイセンの栄光>』/徹底抗戦を叫んだ“小園部隊”蹶起の顛末『厚木航空隊事件』/信長の独断『蒲生氏郷とアーミーナイフ』/NAVYよもやま豆知識『器の大きい人』/戦場のミステリー『日露戦争奇談』ほか
■ 連載コミック、いよいよ大団円!
吉原昌弘『ÉCLIPSE―太陽が欠ける日―』