No.133～136
歴史群像 No.136 2016年4月号
■ カラー企画
【徹底レポート】今に甦る真冬の激闘!!
バルジの戦い2016
【TOPICS】最新レポート
WWⅡシンガポール戦跡紀行
【COLOR DOCUMENT】
イギリス第79機甲師団の特殊戦車たち
ホバート将軍と「奇妙な奴ら」
イギリス軍は大陸反攻作戦に向けて、歩兵掩護のための特殊戦車を装備するほかに例を見ない機甲師団を編成した。ホバートが指揮するこの異能の部隊は、Dデーの勝利に大きく貢献することになる。
■ 第一特集
戦略分析
大名への転換点となった真田昌幸の“独立戦争”
第一次上田合戦
天正十年、大名権力の空白地帯となった信濃。多くの国衆たちが滅亡・没落していくなかで、真田昌幸はなぜ大名への飛躍を遂げられたのか。その転換点となった一大戦役を検証する！
■ 第二特集
“新しい機動戦”に敗れた“古い機動戦”の軍隊
検証 西部ニューギニアの攻防
生還率十分の一。放浪と飢餓の戦場はなぜ生み出されたのか。マッカーサーの「かえる跳び」作戦を機動戦理論に位置づけて考える。
■ 第三特集
“戦術空軍”でも“戦略空軍”でもない
空軍を生んだ独自の用兵思想
ドイツ空軍の誕生
「戦術空軍として電撃戦の成功に寄与したが、戦略爆撃の軽視という失敗を冒した」と語られることの多いドイツ空軍。しかし、実際には、米英の二元論的空軍観では捉えきれない独自の用兵思想とそれに基づく軍備を整えていた。
■ 徹底検証
日本海軍、第三の源流
幕末佐賀海軍
戊辰戦争において弱体な新政府海軍を支えて幕府海軍と戦い、日本海軍創建に大きく貢献した幕府、薩摩につぐ3番目の海上戦力。彼らの草創期からの航跡を辿る。
圧政に挑んだ植民地生まれの男たち
南米独立戦争
今年2016年には、南米大陸初のオリンピック大会が開催される。サッカーやカーニバルで知られる南米諸国は、いかにして国家となったのか。
「東洋のジブラルタル」を襲った3年半の嵐
シンガポールの第二次大戦
太平洋戦争初頭、日本軍快進撃の舞台となったイギリス領マレーとシンガポール。その植民地としての成立過程と、日本による攻略作戦、占領下の状況を振り返る。
悲劇を生んだ容赦なき海軍人事
川久保四兄弟の戦死
戦時下には兄弟戦死という哀哭が多数生まれた。日本にもまたその例は少なからずあり、それらの中に、四人ともに海軍士官にして壮絶な最期を遂げた兄弟があった。選ぶべきほかの途もない時代、エリート故に最前線に赴かねばならなかった彼らの戦いとは。
■ インタビュー
海軍飛行科偵察員
加藤 昇
■ カラー企画
【戦国の城】
真田軍の徳川勢逆包囲の起点となった“双頭の蛇”
信濃 丸子城
【銘艦HISTORIA】
空母先進国イギリスが設計した優秀艦
アークロイヤル
【日の丸の翼】
新機軸が妨げた高速機の飛翔
陸軍 試作重戦闘機 キ六十四
【戦史の名画をよむ】
世界史の針路を変えた革命の戦術
ヴァルミーの戦い
【フォトギャラリー】
国連軍・北朝鮮軍・中国軍による攻防戦
朝鮮戦争 ソウルの戦い
【戦士の食卓】
新兵に供された海軍訓練場最初の食事
ベイクド・ビーンズ＆コーンブレッド
■連載
大河ドラマでは絶対に描かれない！［大坂の陣］マイナー武将
第３回 丹羽長重
［連載］西洋戦史研究 ナポレオン戦争Part16
バイレンの降伏
Comic
吉原昌宏［戦場伝説／翼をもつ魔女］
戦場のミステリー
迷宮歴史倶楽部
信長の独断 フルスロットル
負けじ魂、これぞ船乗り
ほか企画満載！
歴史群像 No.135 2016年2月号
■ カラートピックス
【極秘史料大公開!!】ソ連国境要塞突破の切り部
日本陸軍超重戦車「オイ」車
生産能力から生涯までを徹底詳解
洋上のスイーツ工場 給糧艦『間宮』
［コラム］
『間宮だより』と『間宮新聞』
■ 第一特集
巡洋戦艦から戦艦、そして高速戦艦へ
戦艦『金剛』の生涯
日本海軍が最後に海外へ発注した戦艦となった『金剛』は、戦艦並みの砲力と高速力を持った、巡洋戦艦として誕生した。以来、戦没するまでの31年にわたる栄光の歴史を紐解く。
■ 第二特集
用兵学から見た「日本一の兵」
真田信繁の大坂の陣
戦国最後の一大戦役・大坂の陣。その大戦で名を挙げたのが真田左衛門佐信繁である。
それまで誇るほどの軍歴がなかった人物は、いかに伝説的武将となったのか？
「不思議ナル弓取リ」と呼ばれた男の采配と生き様に迫る！
■ 第三特集
鎮西の覇権をめぐる群雄たちの六十年戦争
大英帝国の根幹を築いた“海賊提督”
フランシス・ドレイクの生涯
日本では戦国の動乱が続いていた16世紀の後半。祖国イングランドの繁栄のために、大国スペインと対決した男“海賊”にして海軍提督、世界一周の冒険家にして政治家と様々な顔で未来の海洋帝国への道を開いた、その生涯をたどる！
■ 徹底検証
ノモンハンの前哨戦となった日ソ両軍の国境紛争
張鼓峰事件
満洲国とソ連の不確定だった国境地帯で日ソ両軍はお互いの思惑によって激戦を展開した。
ノモンハン事件の前哨戦ともいえる紛争その経緯と隠れた問題点を検証する。
大清帝国への扉を開いたヌルハチの一大機動戦
サルフの戦い
建国間もない女真の新興国・アイシン・グルン。兵力・装備で圧倒する明軍の侵攻で存亡の危機を迎えるが、ヌルハチは満州八旗を率いて一方的な勝利を得る。17世紀東アジア世界秩序に激震をもたらし、明清交代の幕開けを告げた一大戦役を俯瞰する。
ドイツ軍の運命を決めた抗争
ゼークトVS.ラインハルト
第一次世界大戦に敗北し軍備制限を課せられ、ヴァイマール共和国として再出発したドイツ。これからの国防軍の姿はいかにあるべきか、全く異なる戦争観、世界観を背景に激しく対立した。2人の男とその軍事思想を検討する！
生産能力から生涯までを徹底詳解
洋上のスイーツ工場 給糧艦『間宮』
米や肉・野菜・果物などの糧食を補給するだけでなく、羊羹やアイスクリームといった嗜好品を艦内で生産した日本海軍が世界に誇る給糧艦の真実が明らかになる！
■ インタビュー
Ｂ-29と死闘を続けた海軍中尉
中島又男
■ カラー企画
【戦国の城】
縄張から再検証する武田領国の「新首都」
甲斐 新府城
【銘艦HISTORIA】
米潜水艦部隊の主力を担った“偉大なる平凡”
ガトー級潜水艦
【日の丸の翼】
母艦に載れなかった艦攻・艦爆統合機
海軍 艦上攻撃機『流星』
【戦史の名画をよむ】
栄光に塗り潰されたナポレオンの戦歴の汚点
マレンゴの戦い
【フォトギャラリー】
世界周航の米艦隊を迎えた日本の対応とは
白色艦隊訪日
【戦士の食卓】
1944年12月、スカパフローで供された
イギリス海軍戦艦『ロドニー』のクリスマスディナー
■連載
大河ドラマでは絶対に描かれない！［大坂の陣］マイナー武将
第２回 御宿勘兵衛
［連載］西洋戦史研究 ナポレオン戦争Part15
半島戦争始まる
［連載］海上自衛隊の誕生 ～谷川清澄が見た“海軍”の再建
第5話（最終回） よみがえるエンサイン
Comic
吉原昌宏［戦場伝説／翼をもつ魔女］
戦場のミステリー
迷宮歴史倶楽部
信長の独断 フルスロットル
負けじ魂、これぞ船乗り
■ 別冊付録
［図解］
給糧艦『間宮』特製ポスター
ほか企画満載！
歴史群像 No.134 2015年12月号
■ カラートピックス
日本海軍のミニコミ紙
艦内新聞を読む
スペシャルインタビュー
日本刀を愛する英国紳士
ＣＧ彩色でよみがえる
燕と流星 Me262 vs.グロスター・ミーティア
■ 第一特集
モスクワ西方からドニエプルまで
作戦術分析
ソ連軍冬季攻勢 1942～1943
1942年の年末から翌年頭にかけて、ソ連軍はスターリングラードを包囲するドイツ軍を逆包囲して降伏させた。しかしこの攻勢は、モスクワ西方のルジェフからカフカスにおよぶ長大な戦線で、西方のドニエプル河の線までの奪回を狙った巨大な作戦の一部にすぎなかった。ソ連軍が作戦術の視点に立って構想したこの冬季大反攻計画の全容とは？ そしてそれはなぜ初期の目的を達成しきれずに終わったのか？ 独ソ戦２年目の冬季戦の実相に迫る！
■ 第二特集
“「紫電改」を擁するエース集団”
再検証 「三四三空」の真実
時には大戦末期に突如出現した救国の戦闘機部隊のように語られ、また時には武勇伝的法螺話が如くに揶揄されもする高名な航空隊、第三四三海軍航空隊。“紫電改を擁するエース集団”と言われてきたその実態とは。そして、困難な局面と厳しい現実の中で、一身に期待を背負う彼らが真に成し遂げたこととは何か？
■ 第三特集
鎮西の覇権をめぐる群雄たちの六十年戦争
南北朝九州軍記
日本全国を二分した南北朝の戦乱。京都を遠く離れた九州でも、在地の武士たちが中央権力の介入と対峙しつつ離合集散を繰り返した。長期の内戦に勝利したのははたして誰なのか!?
■ 徹底検証
日本の潜水艦建造の礎となった
没収ドイツ潜水艦
第一次世界大戦の敗戦国・ドイツ海軍のUボートを手に入れた日本海軍は、それから多くの技術を習得した。遠くヨーロッパからの苦難の回航の様子と、没収潜水艦の調査・実験でなにが得られたかを当時の詳細な報告書から読み解く。
決戦主義の軍隊が逢着した“新しい戦争”
八路軍vs.日本陸軍
開戦とともに瞬く間に華北一帯を席巻した日本陸軍。だが広大な占領地は、常に八路軍と呼ばれる中国共産党軍の脅威に晒されていた。そして彼らはこれまでのゲリラとは一線画す存在でもあった。「人民戦争」と「治安戦」を「兵戦」の視点から分析する。
御家を繋げなかった悲劇の四兄弟
豊臣大名 長宗我部氏の落日
束の間の四国制覇から一転、土佐一国の国主に戻った長宗我部氏。戦国大名から豊臣大名への道を歩み出すもその道は苦難と混乱に満ちたものだった。信親・親和・親忠・盛親ら元親の子息を軸に終焉までの30年を追う。
■ インタビュー
海軍主計科士官
奥野恒夫
■ カラー企画
【戦国の城】
縄張から読み解く大名家中の権力構造
豊後 岡城
【銘艦HISTORIA】
通商破壊戦に特化した「海の一匹狼」
ドイッチュラント級装甲艦
【日の丸の翼】
旧式練習機が担ったもう一つの役割
海軍 九三式陸上中間練習機
【戦史の名画をよむ】
「帝国」建設競争に敗れた「中世の秋」の主役
ナンシーの戦い
【フォトギャラリー】
第一次大戦の知られざる航空部隊
ロシア帝国航空隊
【戦士の食卓】
ファレーズの戦場で英軍戦車乗員が食した野戦食
ウサギのホワイトソース
■連載
［新連載！］「大坂の陣」マイナー武将
第１回 蜂須賀家政
［連載］西洋戦史研究 ナポレオン戦争Part14
フリートラントの戦い
［連載］海上自衛隊の誕生 ～谷川清澄が見た“海軍”の再建
第5話 人を育て基地を整える
Comic
吉原昌宏［戦場伝説／翼をもつ魔女］
戦場のミステリー
迷宮歴史倶楽部
信長の独断 フルスロットル
ほか企画満載！
歴史群像 No.133 2015年10月号
■ カラートピックス
5000人が再現したナポレオンの歴史的会戦
甦る！ワーテルローの戦い
■ 第一特集
予測しえなかった現実を前に破綻し始めた机上のプラン
帝国海軍軍備計画1941-1945
太平洋戦争開戦時、３９０隻の艦艇と３２００機の航空機を保有していた日本海軍は、以後、これらの戦力をどのように拡充していこうとしたのか。開戦以後、数次にわたって策定された軍戦備計画の全容と変遷をたどるとともに、その根底に潜む問題を浮き彫りにする。
■ 第二特集
“内海”に交錯する英独伊の思惑
地中海航空戦
ヨーロッパとアフリカをつなぐいっぽう、インド洋、太平洋へと通ずるルートでもある地中海。ヨーロッパの南部に接するこの“内海”を舞台として生起した航空戦に、それぞれの思惑から参加したのがイギリス、イタリア、ドイツである。地中海という戦域の特殊性とは。そしてここを舞台として展開された航空戦の実態とは。
■ 第三特集
シュリーフェン計画という神話
その虚像と実像
それは本当に“必勝の作戦計画案”だったのか？ 第一次世界大戦から現在まで、実行されなかったこの計画をめぐって、さまざまな言説が展開されてきた。「神話」はいかに形成され、そして否定されたか。論争史を総決算する。
■ 徹底検証
大胆仮説で迫る
天下人・秀吉のルーツ
“鉄炮足軽”木下弥右衛門
天下人・豊臣秀吉の父でありながら限られた文献の矛盾した情報しか伝わっていない木下弥右衛門。新たな視点で通説を組み替え、謎に包まれたその人物像に迫る。
火力重視の洋式軍隊を組織した名戦術家の覇業
カメハメハ大王のハワイ統一戦争
南国の楽園ハワイ諸島は、かつていくつもの地域に分断されていたが、１９世紀、一人の王に統一された。同時代の西洋の英雄になぞらえて「ハワイのナポレオン」とも呼ばれる不世出の男の生涯を軍事的側面から描く。
新冷戦の発火点となった「カフカスの火薬庫」
グルジア紛争史
カフカス周辺は民族が複雑に入り組んでおり、グルジア（現ジョージア）とロシアの対立もそうした民族問題に起因していた。２１世紀に入って火を噴いた南オセチアでの紛争は、新たな「対立の時代」の幕開けとなった。
■ 戦闘戦史
日米両軍の構想を躓かせたレイテ決戦の初動
リモン峠遭遇戦
■ インタビュー
ノモンハンの対戦車戦闘を生きぬいた
陸軍歩兵上等兵
柳楽林市
■ カラー企画
敵機の侵入を阻止する“空の壁”
阻塞気球
【銘艦HISTORIA】
地中海での運用に特化した「狩人」
アルベルト・ダ・ジュッサーノ級
【戦国の城】
戦国初期の関東を代表する知られざる“名城”
武蔵 熊倉城
【日の丸の翼】
高速双戦から生まれた万能機
陸軍 キ一〇二戦闘機/襲撃機
【フォトギャラリー】
湖上で行われた海軍搭乗員の養成
五大湖の訓練空母
【戦士の食卓】
第77戦闘航空団シチリア島撤退前夜の晩餐
マグロ、いわしのオイル漬け
■連載
［連載］西洋戦史研究 ナポレオン戦争Ｐａｒｔ13
ハイルスベルクの戦い
［連載］海上自衛隊の誕生
～谷川清澄が見た“海軍”の再建
第4話 米海軍式訓練始まる
Comic
吉原昌宏［戦場伝説／翼をもつ魔女］
負けじ魂、これぞ船乗り
迷宮歴史倶楽部
信長の独断 フルスロットル