No.157~160
歴史群像 No.160 2020年4月号
■ 第一特集
ドイツ軍ソ連侵攻「バルバロッサ」作戦の内幕
検証 独ソ開戦
一九四一年六月二十二日、ドイツ軍がソ連に侵攻、四年近くに及ぶ独ソ戦が始まった。ドイツ軍が対ソ戦のために準備した作戦計画が「バルバロッサ」作戦である。本作戦はいかに立案され、実行されたのか。そしてなぜ失敗に終わったのか。「独ソ開戦」の裏側を検証する!
■ 第二特集
“肥前の熊”龍造寺隆信【後編】
一代で成り上がった梟雄の最期
再検証 沖田畷合戦
肥前の一国衆から戦国大名となり、瞬く間に大勢力となった龍造寺隆信は九州の覇権を賭けた島津氏との決戦に臨む。いわゆる「沖田畷合戦」である。疑問の多い通説を再検証し、知られざる合戦像を復元する。
■ 第三特集
欧州北部の小国を強国へと押し上げたプロイセン王
フリードリヒ大王
「国家第一の下僕」を自称し、君主主導の改革を進めたフリードリヒ大王。しかしその生涯の大部分は、欧州列強を相手に絶えざる戦いの渦中にあった。様々な葛藤や苦悩、そして束の間の安らぎに彩られた、その知られざる生涯に迫る。
■ カラー企画
ドローン空撮&現地徹底取材
地形から見たガダルカナル戦
検証 川口支隊ムカデ高地の戦い
ガ島戦「第二の敗北」を元防大准教授が分析!
飛行場奪還のため、一木支隊に次いでガダルカナル島へ派遣された川口支隊。しかし、再び米軍の前に敗北を喫した。その敗因を、現地取材を通して、地形的要因を中心に分析する。
日本海軍最大の航空拠点
厚木航空基地と高座工廠
太平洋戦争中、神奈川県中央部の農村地帯に複数の飛行場と、航空機工場や燃料関連施設などが続々と整備されていった。取材も交えてその実像に迫る。
■ 検証/ドキュメント
バタビア沖海戦
米濠巡洋艦の最期とジャワ防衛の崩壊
スラバヤ沖の完敗から退避を果たした巡洋艦『ヒューストン』と『パース』の2隻は、蘭印防衛に一縷の望みを託され、休む間もない出動を余儀なくされた。あらゆるものの不足と不具合を抱え、雄々しくも日本軍船団に突入した2隻の命運は…
中南米諸国の第二次大戦
アメリカとドイツの狭間で揺れ動いた小国たち
第二次大戦勃発時、アメリカは自国の下腹にあたる中南米諸国に対し、戦前から行っていた様々な干渉をより強化し、連合国側に立っての参戦を求めていった。だが、戦前からのドイツの影響力は根強く、その払拭は容易ではなかった。この両国の狭間で、中南米諸国が見せた動きとはどのようなものだったのだろうか。
イラストレーター 香川元太郎 × 城郭・戦国史研究家 西股総生
連載「戦国の城」鳥瞰復元イラスト考証&制作の舞台裏
太田道灌時代の戦国期江戸城を復元する
本誌の人気連載「戦国の城」。香川元太郎氏の描くイラストを毎号楽しみにしておられる読者も多いだろう。では、鳥瞰復元イラストはどのよう作られるのか。ここでは、今回取り上げた江戸城を例に、監修者の西股氏とイラストレーターの香川氏のイラスト制作のための打合せを、特別に誌上で公開する!
日露戦争の教訓は活かされたのか
青島要塞攻略戦
「太平洋戦争期の日本陸軍は、第一次大戦での欧州における陸戦を経験しなかったがために、火力を軽視することになった」と言われる。その妥当性を探るため、日露戦争の旅順戦以来の大攻城戦となった青島要塞攻略戦を分析する。
日本掃海隊、朝鮮戦争へ
【後編】隠された栄誉
不安の収まらない家族らを残し、朝鮮水域に向かった特別掃海隊。約束と違い、そこは戦場だった! 相次いで触雷沈没する米掃海艇を目の当たりにしながら、遂に日本掃海艇にも悲劇が襲う。立ち直り任務を全うした彼らは、しかしその栄誉を胸の底に沈めなければならなかった。
[連載]西洋戦史研究 ナポレオン戦争Part40
半島戦争(1811年)①フエンテス・デ・オニョーロの戦い
3度目のポルトガル遠征で敗走したマッセナの方面軍はポルトガル国内に唯一残る拠点アルメイダを守り抜くべく、フエンテス・デ・オニョーロ近郊の尾根に待ち受けるウェリントンのイギリス=ポルトガル軍を攻撃する。
■ 好評!カラー連載!
【戦国の城】知られざる太田道灌時代の姿に迫る
武蔵 江戸城
【日の丸の轍】File.10 日本海軍、逆上陸の夢
特三式内火艇
【縦横無尽! 世界戦史】「啓蒙と革命の戦争」のコア・ソフトウェア
隊形と運動
【蒼空の記憶】北欧で活躍したフランス空軍の主力機
モラン・ソルニエMS.406
【戦士の食卓】日本軍捕虜となったアメリカ兵が切望した
ニューイングランド・クラムチャウダー
【[図解]武器と甲冑】
最終回 第四章 戦国時代⑨甲冑の終焉
■好評連載!
日本100名城と武将たち 福知山城 × 明智秀満
Comic 吉原昌宏[戦場伝説/翼をもつ魔女]
信長の独断 フルスロットル (大野信長)
負けじ魂、これぞ船乗り(勝目純也)
歴史群像 No.159 2020年2月号
■ 第一特集
日本空母論
日本海軍が目指した空母──その理想と現実
『鳳翔』の原案となった先進的なプランに始まり、大型の多段甲板空母で試行錯誤を経た日本海軍は、戦術思想の変化を受けて遂に傑作艦『飛龍』『翔鶴』を生みだす。さらに理想の空母を追求しようとするとき、戦局という現実に迫られた日本海軍の選択は狭く限られていった……。黎明期から終戦まで、日本海軍の空母の変遷を主に運用面から考察、それぞれの長短所を浮き彫りにするとともに、日本空母の実態に迫る!
■ 第二特集
最新研究を踏まえて分析!
明智光秀の生涯
いかにして信長に次ぐ織田政権ナンバー2に上り詰めたのか
牢人であったこの男は、信長と出会ってからわずか十年で、古くからの織田家重臣たちを追い抜いて家臣筆頭格へと上り詰めた。なぜそれが可能だったのか。その歩みとはいかなるものだったのか。そして、光秀と他の織田家家臣たちとの違いはどこにあったのか? その波乱に満ちた生涯を、最新の研究を踏まえて読み解く!
■ 第三特集
日米戦の趨勢を決定づけた戦艦同士の決戦
激突 第三次ソロモン海戦
【後編】第二夜戦、米新型戦艦立ち塞がる
繰り返し阻まれる、日本軍のガダルカナルへの大規模兵力投入。壊滅しながらも日本艦隊の接近を防ぎ切った米水上部隊。互いに譲れない両者。再度接近を試みる日本軍に対して、アメリカが担ぎ出した二大巨艦! 迫りくる果し合いの瞬間……。
■ カラー企画
歴群誌上プレビュー
片渕須直監督 特別寄稿
この世界の(さらにいくつもの)片隅に
三年の時を経て生まれ変わった『この世界の片隅に』がついに公開。この作品に込めた思いをファンの皆さんに片渕監督が自ら伝える
CG彩色でよみがえる!
"名シーン"から読み解く
バルジの戦い
西部戦線におけるドイツ軍最後の大攻勢となった1944年12月の「ヴァハト・アム・ライン」作戦。「バルジの戦い」とも呼ばれるこの戦いを象徴する写真としてよく目にする5点を厳選し、撮影状況も含めて読み解く。
■ 検証/ドキュメント
日本掃海隊、朝鮮戦争へ
【前編】祖国復興の戦いから死の海へ
敗戦後、旧海軍軍人を中心に編成された掃海部隊。日本周辺水域に敷設された膨大な機雷を除去するため、彼らは日々、掃海業務に従事していた。そうした中、一部の部隊に突然、門司への集結が命じられた。その任務とは、激戦の渦中にある朝鮮半島での掃海であった──。
時代に翻弄された日系人たちの艱難と苦闘
日系アメリカ人の第二次大戦
日米関係の悪化とともに、アメリカに在住する日本人移民とその子孫たちは「敵性市民」と見做され、過酷な境遇へと追いやられることとなった。多くの日系人が強制収容所に収容されるなかで、祖国アメリカへの忠誠を示すべく、日系二世の若者たちは軍隊に志願した。
広大な帝国の実態に迫った男
内田良平のロシア横断記
謎多きロシア帝国の内実を知るべくウラジオストクから出発し、ユーラシア大陸を横断した一人の男。1年近くに及んだ苛酷な旅の詳細と、そこでの実体験を元に形成されたロシア観とは?
パーツから読み解く戦国期城郭論
城域を区画する意味とは?
曲輪
堀などで区切られた城内の平坦箇所を曲輪と呼ぶ。なぜ、城には堀や土塁で守りを固めた区画が必要だったのか。丁寧に観察していくと、城の役割や目的に応じて曲輪にも多様なあり方や使われ方があったことが見えてくる。
[連載]西洋戦史研究 ナポレオン戦争Part39
半島戦争(1810年)③トレス=ヴェドラス線
三度目のポルトガル侵攻に挑む、マッセナ元帥率いるフランス軍はブサコの戦いでは一敗地にまみれたものの、コインブラを抜いて全戦力を挙げてリスボン攻略に向かった。しかしその行く手には、予想しなかった強力な要塞線が立ち塞がっていた。
■ インタビュー
“レイテ決戦”を戦った第一師団副官
松本 實
二等兵から予備士官学校を経て将校に任官。昭和19年のレイテの戦いで第一師団副官を務めた砲兵将校が語るフィリピンの戦い。
■ 大好評!カラー連載!
【戦国の城】明智光秀が築いた謎多き石垣の山城
丹波 周山城
岐阜の戦国を歩く
美濃の人 明智光秀の足跡をたどる
【蒼空の記憶】熾烈な戦いを生き抜いた時代遅れの「メカジキ」
フェアリーソードフィッシュ
【日の丸の轍】File.09 小回りが利く最も小さな運搬車
猫車
【縦横無尽! 世界戦史】設計思想とドクトリン
極超音速ブースト滑空兵器 第二回
【歴史群像フォトギャラリー】戦時国際法順守の是非を突き付けた事件
『ラコニア』号事件
【戦士の食卓】朝鮮戦争に向かう連合軍専用列車で出された
フライドチキン
【[図解]武器と甲冑】
第四章 [戦国時代]⑧当世具足
■好評連載!
日本100名城と武将たち 岡豊城 × 長宗我部元親
Comic 吉原昌宏[戦場伝説/翼をもつ魔女]
信長の独断 フルスロットル
負けじ魂、これぞ船乗り
歴史群像 No.158 2019年12月号
■ 別冊付録
本誌オリジナル!
上田信「日の丸の轍(わだち)」2020年カレンダー
戦車、装甲車からトラック、リヤカーまで、日本陸軍の車輪を持つ装備を紹介する人気連載「日の丸の轍」。これまで同記事に掲載された、ミリタリーイラストの第一人者・上田信氏の描く、活躍する各種車両のカラー再現イラスト6点を収録したオリジナル・カレンダー。
■ 第一特集
海戦史上最大級の水上戦闘
激突!第三次ソロモン海戦
【前編】 第一夜戦、日本海軍牙を剥く!
ガダルカナル島を奪還すべく、再び大規模揚陸と主力艦による飛行場砲撃の実施を目論む日本軍。待ち構えるは、空母勢力劣勢の中で踏みとどまるアメリカ水上部隊。狭い闇夜の海峡に、日本艦隊と米艦隊が遭遇、水上艦同士の熾烈な殴り合いが始まる……。
■ 第二特集
戦国北奥戦記
南部・津軽・九戸…生き残りを賭けた虚々実々の死闘
日本国の「東の果て」と「北の果て」と認識されていた陸奥糠部・津軽・北出羽。その広大な領域には数多の群雄たちがひしめいていた。知られざる北の戦国時代を概観する!
■ 第三特集
ルジェフ攻防戦1941-43
モスクワを脅かす突出部をめぐる独ソの死闘
モスクワ占領を目指す「台風(タイフーン)」作戦によってドイツ軍の手に落ちたルジェフ。ソ連の首都モスクワを狙う跳躍台となりうるこの古都は、ソ連軍にとって早急に奪回しなければならない要点だった。1年半のうちに6回もの争奪戦が展開された、ルジェフ突出部をめぐる両軍の激闘をたどる。
■ カラー企画
ドローン空撮&現地徹底取材
地形から見たガダルカナル戦
検証 一木支隊壊滅の真相
ガダルカナル島攻防戦の緒戦で、日本軍から奪った飛行場を守るアメリカ海兵隊の反撃の前に壊滅した一木支隊。なぜこれほどの大敗を喫したのか。防衛大学校教官の著者が現地を取材し、ドローンによる空撮や、それを基に起こしたCGなども用いて、「地形」という視点から戦いの実像に迫る。
超精密イラストで見る
九七式・九九式・零式から「流星」「彩雲」まで
日本海軍艦上機発達史
日本海軍は「九六式トリオ」の完成後もさらなる性能向上を求めた。かくして生まれた艦上機の姿とは──。本誌8月号に続く、日本海軍艦上機の軌跡を辿る前・後編企画の後編。
■ 検証/ドキュメント
検証・ドイツ再軍備の裏側 その1
ゼークトの280万人陸軍建設計画
秘密裏に進められた遠大なたくらみ
ヒトラーの再軍備宣言の10年も前から計画され、密かに推進されていたドイツ陸軍の増強と近代化は、考えられてきた以上に大規模で巧妙なものであった。知られざる巨大陸軍建設計画の実相に迫る!
検証・ドイツ再軍備の裏側 その2
「フリッチュ危機」の真相
ヒトラーが気づいたドイツ陸軍の弱点
陸軍総司令官の身に降りかかった、ある嫌疑──。ドイツ陸軍全体を震撼させたこの事件はヒトラーと陸軍の関係に大きな影響を与えることとなった。
期待の2000馬力発動機はなぜ成功しなかったのか
日本陸海軍
一〇〇オクタン燃料始末記
1930年代、日本陸海軍は高出力化が進む軍用機エンジンに不可欠なハイオクタン燃料を希求するようになる。陸海軍の思惑が交錯し、綱引きが行われる中で、夢の2000馬力エンジンのエネルギーとなるべき100オクタン燃料国産化への取り組みが始まった─。
動乱の中世イタリアを戦慄させた男
悪魔か? 英雄か?
傭兵隊長ホークウッドの生涯
中世後期のイタリアで暴れまわった外国人傭兵隊長がいた。チェゼーナの街の虐殺事件で歴史に恐怖を刻んだ男。その死をフィレンツェから国葬をもって報われた男。彼は果たしてどんな生涯を送ったのだろうか。
[連載]西洋戦史研究 ナポレオン戦争Part38
半島戦争(1810年)②ブサコの戦い
三度目のポルトガル侵攻に挑むマッセナ元帥のフランス軍は、シウダード・ロドリーゴとアルメイダの要塞都市を陥落させ、コインブラ周辺のイギリス=ポルトガル軍を撃破し、リスボンへ向かおうとした。対するウェリントンはブサコ丘陵の稜線に布陣し、これに一撃を加えようと図る。
■ インタビュー
『愛宕』『大淀』に乗り組み南太平洋海戦から「北号」作戦までを戦う
大石芳信
志願して海軍に入隊以後、数々の激戦を戦った砲術科水兵が語る日米戦争。
■ 大好評!カラー連載!
【日の丸の轍】File.08 戦車の発達に取り残された支援戦車
二式砲戦車
【戦国の城】九戸合戦の後、織豊系城郭へと変貌
陸奥 九戸城
【縦横無尽! 世界戦史】宇宙からの打撃
極超音速ブースト滑空兵器 第一回
【蒼空の記憶】時代に取り残された“空飛ぶアフリカ水牛”
F2Aバッファロー
【戦士の食卓】B-29クルーたちの機内ランチ
ターキー・サンドイッチ
【[図解]武器と甲冑】
第四章 [戦国時代]⑦当世具足への道
■好評連載!
・日本100名城と武将たち 根城 × 清心尼
Comic 吉原昌宏[戦場伝説/翼をもつ魔女]
信長の独断 フルスロットル
負けじ魂、これぞ船乗り
戦場のミステリー
歴史群像 No.157 2019年10月号
■ 第一特集
アメリカ海兵隊戦車隊
島嶼戦で培った強靱な突破戦術
不慣れなジャングルの中で、突如現れた敵拠点に前進を阻まれる。環礁の狭い海岸で足止めを喰い、十字砲火に晒される……。日本軍守備隊との地獄のような死闘の中で、両用戦部隊ならではの攻撃力と突破能力はいかにして育まれたのか?
■ 第二特集
新解釈 桶狭間の戦い
信長は本当に「正面攻撃」で勝利したのか
織田信長の余りにも劇的な全国史への登場場面、「桶狭間の戦い」。しかしこの合戦には多くの謎がともなう。義元の本陣の位置、信長の攻撃ルート、その勝因……。陸軍参謀本部に始まる、多くの研究者の足跡に対し、現地にゆかりのある筆者が史資料を読み解く中でたどり着いたもう一つの可能性とは――。現在の定説、「正面攻撃による勝利」は本当なのか? そして新たな解釈「閑道迂回奇襲」説とは?
■ 第三特集
日本海軍 小型潜水艇全史
“決死兵器”から“必死兵器”への変貌
甲標的から始まった日本海軍の排水量100トン以下の小型潜水艇は当初、漸減邀撃作戦のために開発された。しかし太平洋戦争の勃発と戦況の推移を踏まえて、その運用方法は劇的に変化し、やがて「必死」の特攻兵器が生まれることとなった。その歴史的流れを追いながら、個々の小型潜水艇を詳解する。
■ カラー企画
戦跡レポート 日本から一番遠い南洋の委任統治領、その死闘の跡をたどる
マーシャル諸島
日本軍の防衛線の一角を占めたマーシャル諸島。米軍は攻略する島と素通りする島を選別したため、日本軍守備隊の運命は玉砕と飢餓という二つに分かれた。
CG彩色でよみがえる!
戦車発達史に咲いた過渡期のあだ花
多砲塔戦車の時代
第一次大戦末期から1930年代中頃にかけて多砲塔戦車が世界的に流行った。なぜ多砲塔戦車が求められたのか。そして、なぜ一過性の流行りで終わってしまったのか。
■ 検証/ドキュメント
オランダとベルギーの第二次大戦
ドイツと英仏の狭間で翻弄された2つの国
西欧の大国・英仏とドイツの間で高まる緊張。その狭間にあるオランダとベルギーは否応なく戦争へと巻き込まれていった。陸と空からのドイツ軍の侵攻に両国はいかに対処したのか。戦いの推移と占領下の状況を詳解する。
“肥前の熊”龍造寺隆信
【前編】国衆から肥前の覇者へ
佐賀平野の一国衆だった龍造寺氏を、一代で九州三強の一角にまで急成長させた龍造寺隆信。その肥前統一までの「下剋上」の過程を見る。
獅子奮迅!WWⅠドイツ東洋艦隊
血まみれで戦い抜いた滅亡までの6か月
地球の裏側、太平洋で祖国危急の報に接し、少ない情報から巧みに敵の網をくぐり抜け、神出鬼没の通商路攪乱で敵を地獄に陥れる。敵旧式艦隊を打ち破り、ようやく大西洋に出て故国に向かう時、そこには敵新鋭艦隊が待ち受けていた!
パーツから読み解く戦国期城郭論
枡形虎口
形態と機能から考える“究極の虎口”の誕生と発展
城攻めにおいて敵兵が殺到する虎口は、城郭防衛の要であった。虎口の中でも防御力が優れているとされる「枡形虎口」は、戦いのあり方が変化した戦国時代にどのような発達を遂げたのか。各地に残る遺構から「枡形虎口」の発展を検証する。
[連載]西洋戦史研究 ナポレオン戦争Part37
半島戦争(1810年)①第三次ポルトガル侵攻
1810年、スペイン国内の戦況を一段落させたフランス軍は、ポルトガルへ3度目の遠征を企てた。戦争が始まってからすでに4年目、ナポレオンがこの地を去って2年目を迎えていた。
■ インタビュー
『筑摩』航海士、『武蔵』砲術士から航空隊中隊長となった海軍大尉
原口静彦
海兵第七十期生として海軍に入り、開戦から前半を艦隊勤務、後半は航空隊勤務で終戦を迎えた海軍士官の戦い。
■ 大好評!カラー連載!
【縦横無尽! 世界戦史】戦争科学の先駆者たち
ランチェスタ・モデル
【蒼空の記憶】将兵から愛された戦場の"コウノトリ"
フィーゼラーFi156 シュトルヒ
【日の丸の轍】File.07 歩兵用対戦車砲機械化への回答
九四式三十七粍砲機動運搬車
【戦国の城】「領主別編制」の軍隊に適した戦国初期城郭の典型
武蔵 小野路城
【戦士の食卓】東京空襲、命をつないだ
おにぎり
【[図解]武器と甲冑】
第四章 [戦国時代]⑥城郭、鉄炮、備
■好評連載!
日本100名城と武将たち 和歌山城 × 徳川吉宗
Comic 吉原昌宏[戦場伝説/翼をもつ魔女]
信長の独断 フルスロットル
負けじ魂、これぞ船乗り
戦場のミステリー
迷宮歴史倶楽部