雑誌歴史群像―次号制作進行中

No.159 (2020年2月号)

No.159は1月6日発売予定です。

「バルジの戦い」を有名写真+CG彩色で読み解く!
(COLOR DOCUMENT・2019年12月23日)

 ドイツ軍最後の大反攻「ヴァハト・アム・ライン=ラインの護り」作戦の分析は、本誌に限らず多くの書籍でなされてきた。しかし、COLOR DOCUMENT「CG彩色でよみがえる! “名シーン”から読み解く バルジの戦い」では、「蒼空の記憶」でお馴染みの白石光+山下敦史のコンビが当時撮影された写真の中から5カットを選んで彩色。写真に込められた真実を色鮮やかに蘇らせ、その意図を読み解いてゆきます。通常の分析記事とは一味違った視点から解説する「あの日」「あの場所」の一コマをお楽しみください。

二つの祖国に翻弄された「二世部隊」の戦い(記事・2019年12月20日)

 1941年の日米開戦までに、アメリカ本土とハワイには多くの日本人が移住していた。彼らとその二世たちは、偏見や劣悪な待遇の中で苦労を重ねながら地歩を固めていたが、戦争が始まると「敵性」を疑われ、収容所へと送り込まれる。二世を始めとする「日系アメリカ人」たちは、今の母国であるアメリカへ「忠誠を示すことで、過酷な境遇から同胞を解き放つ」という決意を胸に、志願して戦場へと身を投じていった――。記事「日系アメリカ人たちの第二次大戦」は、ハワイおよびアメリカ本土への移住から始まった日系アメリカ人たちの苦難の歩み、アメリカの移民政策や収容所での生活、「二世部隊」の編制、そして母国アメリカへの忠誠を証明して見せた数々の激戦を紐解きます。

様々な要求、時代の変化を取り込んだ日本空母の姿に迫る!(特集・2019年12月16日)

世界の三大空母保有国――日本は、建艦競争、軍縮の時代を経て強大な空母戦力を整備し、海軍強国である米英に対抗しうる力を身に着けた。当初、イギリス空母に範を得ながら開発が進められた日本空母は、時代の変化や海軍の要求を取り込みながら、次第にその陣容が整えられていった。日本海軍とその空母群は、やがて生起した太平洋戦争で幾多の海戦において戦いの主役として活躍したが、その設計理論、そして運用構想はどのようにして生まれ、変化していったのか。第一特集「日本空母論」では、日本海軍が空母に求めた理想とその具現、そして辿り着いた姿と現実との乖離など、日本の空母が歩んだ変遷の歩みを構造や機能などを含めて多角的に分析し、その実像に迫ります。

枢軸国海軍を痛撃した“Stringbag”の雄姿!(蒼空の記憶・2019年12月12日)

第2次大戦の軍用機は概ね全金属、単葉、引き込み脚、高出力エンジン――などの新たな技術トレンドを網羅し、発展していきました。しかし中には時代遅れ感満載ながら、いぶし銀的な活躍を見せた名機も存在します。今回「蒼空の記憶」で取り上げるフェアリー・ソードフィッシュ艦上雷撃機もその一つ。本来なら取って代わるべき後継機が期待外れだったこともあり、使われ続けたソードフィッシュは、鋼管布張り、複葉の旧式機でありながら、タラント空襲や戦艦ビスマルク追撃戦といった第二次大戦史上のトピックスとなる戦いで活躍。記事では「おんぼろ買い物袋=Stringbag」と呼ばれて愛された同機のプロフィールを 解説します。ラウンデルも鮮やかなその雄姿を蘇らせた彩色写真にも乞うご期待!
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