雑誌歴史群像―次号制作進行中

No.155 (2019年6月号)

No.155は5月6日発売予定です。

泥沼化する半島の戦い。決着に至る道は?(特集・2019年4月22日)

米軍の本格参戦により、北朝鮮軍の大攻勢はとん挫。「仁川上陸作戦」を契機として米軍主導の国連軍により、北朝鮮軍の敗北は目前に――。2号にわたってお送りする特集「戦略・作戦分析 朝鮮戦争」はいよいよ後編。朝鮮戦争の帰趨を制する存在となった中国の軍事介入と、停戦に向けた動きまでを徹底分析します。攻守が目まぐるしく転変する戦線の状況も網羅し、泥沼化した戦いの実相に迫ります。

砲兵と機甲で奪い合った「先取」の自走野砲(日の丸の轍・2019年4月18日)

日本の戦車というと、「歩兵の火力支援」という立ち位置もあって対戦車戦闘は苦手、というのが大方の評価では。そんな中にあって実戦投入された日本戦車の中で対戦車戦闘での活躍を評価されているほとんど唯一の存在が「一式砲戦車」ではないでしょうか。しかしこの「砲戦車」、もともとは砲兵科が扱う火力支援用の「自走砲」として誕生したものでした。機甲科の「砲戦車」と砲兵科の「自走砲」。同じ装甲戦闘車両になぜ二つの呼び名があるのか。「日の丸の轍」では、野戦砲の装甲戦闘車両化として世界に先駆けた本車誕生のいきさつ、そして二つ名前を持つに至った理由を解説します。

出足で躓いた俊足・堅守の中距離ランナー(蒼空の記憶・2019年4月15日)

乗り物に求められる資質で最も大きなものの一つに「速度」があります。兵器にもそれは当てはまりますが、高速を実現しようとするとき、時に「扱いやすさ」が犠牲になることも――。そんな航空機が今回「蒼空の記憶」で取り上げるB-26マローダーです。アメリカの双発爆撃機の中でも特に高速と防御に秀でていましたが、運用開始とともに「マーダラー(人殺し)」「ウィドーメーカー(未亡人製造機)」などと呼ばれて批判も受けました。その理由は? そして問題の解消や、本来のポテンシャルはどのように発揮されたのか。欧州戦線で活躍した高速爆撃機の姿に迫ります。
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