雑誌歴史群像―次号制作進行中

No.140 (2016年12月号)

140号のもくじをアップしました (・2016年10月31日)

「雑誌 歴史群像」のページにもくじをアップしました。
付録カレンダーの画像もアップしていますのでご覧ください。
140号は11月5日(土)発売です。

貴重写真で見る日本建艦史上の「衝撃事件」 (フォトギャラリー・2016年10月24日)

 ワシントンとロンドン、二つの海軍軍縮条約による制限に対し、日本海軍は個艦性能の向上で戦力不足を乗り越えようとしました。個艦性能で最も重視されたのは、船体にいかに兵装を詰込めるか。しかし、身の丈を超えた兵装強化は、一つの悲劇を生みます。水雷艇『友鶴』の遭難です。
『歴史群像』140号の「フォトギャラリー」では、改めてこの事件をピックアップ。事故後の曳航される様子を撮影した貴重な写真に注目です。記事では当時の日本海軍の状況などを改めて考察しています。写真の光景が目の前にあったら、きっと受けた衝撃も相当なものだったでしょう。重武装化こそ「条約の縛り」への切り札、としていた海軍関係者の思いを、写真から想像してみるのもいいかもしれません。

太平洋の“ジャットランド沖海戦”の可能性とは?(第一特集・2016年10月24日)

 太平洋戦争では、戦艦を中心とする大艦隊が激突し、その勝敗により制海権が決するというような、いわゆる「艦隊決戦」は起きませんでした。しかし、そうならなかった理由は日米双方が望まなかったからではなく、真珠湾での戦艦部隊の大損害など、不測の事態の積み重ねからでした。アメリカには渡洋作戦計画が、日本には漸減邀撃策あり。日米戦わば、太平洋でジャットランド沖海戦が再現される可能性を当時の海軍関係者に強く感じさせたことでしょう。
 第一特集では、日米双方の建艦計画、作戦立案等の資料から、艦隊決戦へと向かっていた世界有数の海軍国の姿を検証します。

数奇な運命の巡洋戦艦姉妹 (銘艦HISTORIA・2016年10月17日)

 物持ちがいいので知られるイギリス海軍。第一次大戦時に生まれた戦艦・巡洋戦艦も例にもれず、多くの艦が第二次大戦で戦っています。今回「銘鑑ヒストリア」で取り上げる巡洋戦艦もそんな一隻。
 同型艦は二隻。姉妹艦とも1916年に竣工し、檜舞台のジャットランド海戦には不参加ながら、おかげで大きな“怪我”もせず、姉は第二次大戦前に近代化改装を受けて艦容一新。荘厳な西洋城郭風の艦橋が印象的なルックスに。しかし、妹は兵装の刷新こそされたものの姉のような改装はされず、しかもアジアに回航されて敵艦ではなく敵機と戦うことに――。二度の大戦に生き残った幸運な姉の姿を、ぜひカラーでお楽しみください。

2017年カレンダー、付きます! (付録・2016年10月13日)

 新年明けて発売の『歴史群像』2月号のお楽しみ企画といえば、毎回ご好評をいただいております新年度カレンダー。今回はなんと、一足早く12月号にて2017年カレンダーを皆さんのお手元に。というのも、「新年号に付くのはうれしいけど、できれば1月1日から使いたい」というお声をいただいたからです。確かに――
 そんなわけで、ちょっと早め(本誌は隔月なので)に、カレンダーの製作が進行中。テーマは、6年前にカレンダー企画の第1弾として口火を切った「日の丸の翼」から選びました。“日の丸”なのになんでB-29のシルエットを描いてるのか、というと……。楽しみにお待ちください!

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