雑誌歴史群像―次号制作進行中

No.151 (2018年10月号)

No.151は9月6日発売です。

苦難の歴史――「龍」の海軍から「紅」の海軍へ!
(特集・2018年8月31日)

 海洋進出が度々話題になる中国海軍。海外拠点の獲得や艦船の近代化と増強を急ピッチで進め姿に脅威を感じる周辺国は多い。しかし、現在に至る海軍近代化の道のりは苦難の歴史であった。特集「知られざる 中国海軍史」は、本格的な海軍近代化に着手した清朝末期から現在に至る、中国海軍の艦隊整備や制度改革への努力と海洋戦略の紆余曲折を解説し、中国海軍が目指す航路を考察します。

欠落しがちなもう一つの視点――「インパール作戦」を考える!
(特集・2018年8月27日)

 一指揮官の誤断と強引が引き起こした悲劇の作戦――「インパール作戦」を語るとき、補給や前線の兵士の命の軽視といった、日本軍作戦指導部の問題点を指摘する分析が定説となっています。しかし、日本軍の進攻を迎え撃った連合軍側の準備や防御、反撃計画については、語られることは少ないように思われます。特集「再検証 インパール作戦」では、連合軍側の立場から作戦構想とその成否を分析し、悲劇の作戦に新たな視点を加えます。

新連載!――彩色で蘇る大空の記憶、第1回は「大砲鳥」
(彩色で蘇る大空の記憶・2018年8月20日)

 白石光(解説・監修)×山下敦史(彩色)の名コンビによる新連載がスタート! 徹底した考証に基づく彩色で、モノクロームの記憶を色鮮やかに現代に蘇らせた名物記事が、舞台を紺碧の海原から大空へと移します。題して「蒼空の記憶」。記念すべき第1回のテーマは、ユンカースJu87Gです。翼下に3.7センチ機関砲を装備し、老骨に鞭打って襲撃機へと転じた急降下爆撃機の物語とは。エース、ルーデルに代表される活躍の一方で、飛ばすのも一苦労な難物とも云われた「大砲鳥」の姿に迫ります。

新連載! 翼から轍へ――の第1回は泥臭く?(日の丸の轍・2018年8月13日)

惜しまれつつ最終回を迎えた「日の丸の翼」。早くも空から陸へとバトンタッチして新連載がスタートします。題して「日の丸の轍」。タイトルからもご想像できますように、旧日本軍の車両(もちろん対象は戦車だけではありません)を毎回1車種選び、紹介していきます。
記念すべき第1回目は、九四式六輪自動貨車です。信頼性の高さで知られた、この軍用トラックはいかにして誕生し、運用されたのか。悪路にもめげず、輜重部隊の足として活躍した名車の真価に迫ります。
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