No.141 (2017年2月号)
● もくじアップしました。 (もくじ・2016年12月26日)
「雑誌 歴史群像」にもくじをアップしました。
141号は1月6日(金)発売です。
● 『連山』それは陸攻が目指した究極!? (日の丸の翼・2016年12月26日)
新年1発目の「日の丸の翼」は、『連山(試製連山)』です。未完に終わった大型陸攻『連山』ですが、その評価は様々。B-17をコピーして戦略爆撃機を目指した――というような評価もあるようです。しかし、B-17はもともと「敵艦隊の洋上迎撃」を意図し、生まれた時代もアメリカでの「敵艦隊を迎え撃つのに適するのは巨大戦艦か巨大爆撃機か」という論争のさなか。はたして、B-17の存在は『連山』にいかなる影響を与え、その個性を決めていったのか? 幻の部隊配備後をイメージした描き下ろしイラストもお楽しみに!
● アルプスの“戦う”永世中立国 (ドキュメント・2016年12月19日)
風光明媚なる高地と高山の国、スイス。永世中立国として知られるこの国は、第二次大戦において独立の危機を迎えました。周囲をすべて枢軸国とその属国や占領下の国に囲まれてしまったのです。しかし、スイスは自国の地勢と国際為替・金融・貿易上のポジションを最大限に生かして独立を守ります。その方法とは? 「永世中立国スイスの第二次大戦」では、永世中立国という立場が、必ずしも独立を保証するものではないという現実の中で、スイスがいかに戦ったのかを解説します。
● 日本陸軍が誇る銀翼の“猛禽”の真の姿とは? (特集・2016年12月15日)
海軍の零式艦上戦闘機と並び、開戦劈頭の日本軍躍進の象徴ともなった一式戦闘機『隼』の誕生から活躍の道程を特集。「なぜ精鋭と謳われたか “加藤隼戦闘隊”戦記」と題し、陸海軍単座戦闘機で唯一の猛禽の名を冠した伝説の戦闘機の実相を探ります。一般的に日本軍劣勢と一言で片づけられることの多いインパール作戦における制空戦での活躍など、読み応えのある分析にご期待を!
● 近代的潜水艦の始祖『ホランド』 (銘艦HISTORIA・2016年12月12日)
兵器の発達には、変革を具現する存在が必ずと言っていいほど存在します。戦車においては菱型戦車、航空機では『ライト・フライヤー』の名が必ず上がるように、潜水艦の進化を語るのに欠かせないのが『ホランド(ホランド型潜水艦)』でしょう。今回の「銘艦HISTORIA」は、米海軍の近代的潜水艦の始祖となり、日本やイギリスの潜水艦発達史においても同様の存在となった“小さな革新”ホランド型潜水艦を紹介します。緻密な考証による彩色写真にもご期待ください!