雑誌歴史群像―次号制作進行中

No.139 (2016年10月号)

139号のもくじをアップしました(・2016年9月5日)

「雑誌 歴史群像」のページにもくじをアップしました。
9月6日(水)発売です。

ドイツ国鉄が背負った“鉄路の戦い”を考察(徹底検証2・2016年8月29日)

 第二次大戦の戦いを描いた記録映画などで、連合軍機が操車場や停車駅の列車を機銃やロケット弾で叩きまくる場面を見たことはありませんか? ドイツの鉄道は、優先的な攻撃目標とされていましたが、それは「鉄道」が石炭や鉄鉱石などの工業原材料や加工製品、完成した工業製損である兵器、そして人員を運ぶ、ドイツ帝国という巨人にとっての血管であったから。戦線や支配地域の拡大、そして増大する損害に、ドイツ鉄道はどう立ち向かい、血流を保ったのか。その戦いを考察します。

東西のパワーゲームに揺れた国のWWⅡとは?(徹底検証・2016年8月28日)

 現在は2つに分かれている中欧の国「チェコスロヴァキア」は、第一次大戦後に独立を果たしながら、常に東西の強国の狭間で国際情勢というパワーゲームに揺れる定めを背負った国でした。ドイツによって国家としての「自立」を奪われ、その一方で高い工業力が生み出した38(t)戦車に代表される兵器がドイツの電撃戦の一翼を担う重要な存在になり、そして連合国に組した亡命者による義勇軍の戦いや工作活動など……。けして弱小国ではなかったチェコスロバキアが第二次大戦で否応なく果たすことになった「役割」を紐解きます。

目標は、より高く、より遠く――(日の丸の翼・2016年8月23日)

 軍用機開発において、軍から開発メーカーへの要求性能には結構な無理難題が記されることが少なくありません。今回の「日の丸の翼」では、高高度飛行と長大な航続距離を求めた双発爆撃機開発を取り上げます。写真の尾翼に「13」と記した試作機がそれです。大戦末期には生産を待って米軍基地への爆撃作戦まで立案されていたこの機体。性能要求を出した当の陸軍の“開発への評価”にも注目です。

世界で最も名を知られた「ロシア戦艦」(銘艦HISTORIA・2016年8月22日)

 139号の「銘艦」は、ロシア海軍の軍艦の中で、おそらく最も世界的に名を知られている戦艦です。帝政時代の水兵の叛乱を描いた映画では、本艦の名がそのままタイトルにもなっています。よく知られているその艦名は略称で、実際はもっと長い名前。ほかに『パンテレイモン』『ボレーツ・ザ・スヴォボードゥ』などと改名されています。映画の影響もあって艦自体はモノクロームのイメージですが、今回、彩色したことで鮮烈なイメージが加わりました。外洋の荒波よりも時代の奔流に揉まれた数奇な運命のロシア戦艦の「新鮮な姿」にご期待あれ!

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