No.88~
歴史群像 No.88 2008年4月号
■特別定価(税込)930円
■ 第1特集
米艦隊撃滅を期した決戦構想
【幻の連合艦隊Z作戦】
トラック泊地は、南洋における日本海軍最大級の基地であり、米艦隊を邀撃する連合艦隊「Z作戦」の前進根拠地であった。しかし昭和19年に入ると米軍の空襲により大打撃を受け、艦隊泊地としての役割は放棄された。航空主兵時代の到来と島嶼戦闘が予測されながら、なぜ要地トラックは守れなかったのか…。日本の南洋進出をその黎明期から説き起こし、漸減邀撃作戦と艦隊根拠地の関係を再考する。
■ 第2特集
宗瑞と氏綱、簒奪と創造の二代記
【関東「北条帝国」への道】
室町政権の混乱を背景としつつ、伊豆・相模に独自の拠点を築いた初代・早雲。その地盤を確固たるものに踏み固め、後北条氏繁栄の礎を築いた二代目・氏綱。父は既存の権威と統治構造を巧みに利用して権力を簒奪、それを継いだ息子は在地領主を新たに支配下に組み込み大名化していった。戦国大名へのサクセス・ストーリーを文字通りに演じた、親子二代の権力確立の実相を読み解く。
■ 第3特集
紅い大地に吹き荒れた仁義なき権力闘争
【文化大革命】
1950年代末、中国は“大躍進”のスローガンを掲げ共産国家建設に邁進する。しかし無謀な経済政策は国民生活に大打撃を与え、混乱は苛烈な権力闘争へと発展していった。紅衛兵の暴走、知識人の弾圧、文化財破壊、労働改造、四人組独裁…。粛清の嵐が吹き荒れ、中国近代化を20年遅らせたといわれる文化大革命、その驚天動地の現実を知る。
■ カラー企画
中島 超遠距離爆撃機「富嶽」/武蔵 深大寺城/第一次世界大戦の歩兵兵器/敗者が描いたトラファルガル海戦/ベトナム戦争のヘリ部隊/フェアリー・ソードフィッシュ/金門要塞と中台紛争
■ その他の記事
塹壕戦から運動戦へ『現用歩兵兵器誕生』/要塞キラー『巨大自走砲カール』/起死回生の一策『名将・韓信と“背水の陣”』/スターリンは何故こだわったのか!?
『キエフ死守命令の蹉跌』/元・駆逐艦「霞」砲術長『三浦節インタビュー<後編>』/バルトの異教徒に向けられた聖なる剣『北方十字軍』/検証5.15事件『犬養襲撃』/空飛ぶ海賊紳士たち『奮闘!
イギリス艦隊航空隊』 ほか
■ 連載コミック 新シリーズ!
小林源文 ノルマンディー1944 Act.1
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歴史群像 No.89 2008年6月号
■特別定価(税込)930円
■ 第1特集
欧州戦略爆撃を担った“無敵の翼”
【アメリカ第8航空軍】
ドイツの国力を低下させるためイギリスに展開したアメリカ重爆撃機部隊は、やがて巨大な「戦争マシーン」へと成長した。ドイツの工業地帯や主要都市を文字通り焦土に変えた「無敵の第8航空軍」、その戦いの軌跡をたどる。
■ 第2特集
薩長震撼!列強艦隊との激戦
【幕末攘夷戦争】
幕末の薩摩・長州両藩は、攘夷論を掲げるとともに、西洋に学んだ台場と要塞砲をもって自藩の防衛体制を強化していた。そして長州は文久3年5月10日、幕府が朝廷に約束した「攘夷決行日」に異国船を砲撃。薩摩は同年7月2日、生麦事件の謝罪要求に来航した英国艦隊と砲撃戦を交えた。幕末攘夷戦争の顛末を考察。
■ 第3特集
「以徳報怨の士」の光と影
【蔣介石 伝】
中華民国初代総統である蔣介石は、間違いなく20世紀のキーパーソンの一人である。にもかかわらず、その人物評価は難しい。辛亥革命で頭角を現し、北伐を達成。抗日戦争を勝利に導くも、国共内戦に敗れて台湾へ脱出……。大陸反攻を夢見つつ逝った希代の指導者の生涯を知る。
■ カラー企画
海軍 夜間戦闘機「月光」/越中 松倉城/1814年フランス戦役/ポーツマス講和条約/ものしり幕末王、登場!/B-17誕生/キスカ残照
■ 新連載!
各国陸軍の教範を読む
<第1回>教範とは何か
■ その他の記事
空戦を制する主兵装の変遷『日本航空機銃史<戦闘機編>』/尽忠報告の士『岳飛伝』/タンク・キラーの実像『対戦車銃』/映画監督・元海軍中尉『松林宗恵インタビュー』/知られざる戦歴を追う『検証
呂号潜水艦』/検証5.15事件②『蹶起者たちの叫び』/米艦隊の世界一周『白船来航』ほか
■ 連載コミック 新シリーズ!
小林源文 ノルマンディー1944 Act.2
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歴史群像 No.90 2008年8月号
■特別定価(税込)970円
■ 第1特集
「アジアの魔都」で交錯した銃火と外交
【第一次上海事変】
昭和7年(1932)1月、上海租界で日華の衝突が起きる。日本は直ちに軍を派遣し短期間でこれを鎮めたが、のちの大陸進出のきっかけとなる出来事でもあった。事変は満州国建国に対する諸外国からの不審の目を逸らすための謀略だったとも言われるが、結果はその思惑を超えて多方面に影響を及ぼし、抗日運動の更なる激化、5.15事件の勃発など、不穏な世情をさらに煽ることとなった。軍・政府ともに一枚岩とは言えない内実が見え隠れする事変を通して、日中戦争前夜の日本を透視する。
■ 第2特集
豊家を支えた武功と金脈
【大和大納言 秀長伝】
豊臣秀吉の実弟・秀長は、兄の片腕として辣腕をふるい、「内々の儀は宗易(利休)、公儀の事は宰相(秀長)」とまで言われた重要人物であった。温厚・篤実な人柄とされ、また秀次事件や朝鮮出兵など秀吉政権後期の問題は、すべて秀長死後のことであることから、「秀長が存命であれば、豊臣政権ももう少し磐石になっていたのではないか」と評されることも多い。まさに豊臣政権の“良心”のような秀長評であるが、はたして内実はどうだったのだろうか。秀吉躍進を助けた陰の功労者の表裏の顔をあぶり出す。
■ 第3特集
覇権国家への道を開いた「輝かしい小さな戦争」
【米西戦争】
1898年、米戦艦メイン号の謎の爆沈に端を発して、アメリカ合衆国とスペインは戦争となり、約半年の戦闘を経て米国が勝利した。世に言う米西戦争である。この結果、米国はキューバなどカリブ海地域に覇権を伸張させ、さらにスペイン支配地であったグアム、フィリピンを領有して太平洋進出の足がかりを得た。米国はかつての「世界帝国」に引導を渡し、新たな世界帝国としての歩みを始めるのである。のちの日米対決の遠因ともなった戦争の顛末を、内外への影響も合わせて概観する。
■ カラー企画
海軍 試製九九式練爆「明星」/甲斐 御坂城/フォントノワの戦い/ビスマルク級戦艦/爆弾三勇士/グァンタナモ米海軍基地/長城と関城
■ その他の記事
なぜ造られ続けたのか『チャーチル戦車大研究』/ジェット実現への夢『試作特殊攻撃機 橘花』/検証5.15事件<最終回>『チャプリン暗殺計画』/元海軍少尉『江名武彦インタビュー』/各国陸軍の教範を読む②『用兵思想の根幹』/ルネサンスの大激戦『ラヴェンナの戦い』/戦艦『ティルピッツ』を抹殺せよ/聖地炎上『騒乱のチベット現代史』ほか
■ 連載コミック 新シリーズ!
小林源文 ノルマンディー1944 Act.3
■ 特別付録
CG再現 海軍特殊攻撃機 試製『橘花改』ポスター
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歴史群像 No.91 2008年10月号
■特別定価(税込)980円
■ 第1特集
米軍、対日反攻作戦の序曲
【ガダルカナル海兵隊戦記】
1942年6月のミッドウェー海戦に勝利した米軍は同年8月、日本の予想よりもはるかに早い段階で、ガダルカナルへの反攻作戦“ウォッチタワー”を開始した。しかしこの時期の米軍は、海兵隊といえども実戦経験が浅く、上陸作戦初期には苦戦を強いられている。兵站の不備もあり、日本軍が置き去りにした食料で食い繋ぐなど、物量自慢の米軍らしからぬ窮地に立たされていたのだ。のちに餓島とも称された戦場は、日本軍のみならず米海兵隊にとっても試練の場であった。
■ 第2特集
17世紀東アジアを席巻した軍事衝突
【明清攻防!“鄭成功”戦役】
「抗清復明」を掲げ、大清帝国に挑んだ日中混血の英雄・鄭成功の物語は、人形浄瑠璃『国姓爺合戦』の題材となり、日本人にも親しまれるところとなった。しかし、それは庶民に向けられた冒険譚に留まるものではない。その戦いは、激動期の東アジアの貿易圏をめぐる一大闘争でもあり、江戸時代初期の日本の運命を大きく左右するものであった。17世紀の激しく揺れ動く東アジア情勢をダイナミックな視点で捉えなおす。
■ 第3特集
“革命の時代”を疾駆した孤高のカリスマ
【チェ・ゲバラ】
長髪で端整な容貌、ベレー帽に髭面のゲバラの肖像を目にする機会は多い。彼はキューバ革命の立役者として、またゲリラ戦術の理論家として尊敬を集める一方、ソ連を批判して同志カストロと決別、アフリカや南米の独立闘争に身を投じ戦線で死んだ。20世紀に鮮烈な光跡を残したカリスマの顔は、死後40年を経て、抵抗と反骨の象徴へと昇華しつつある。今もなお人々の心を熱くする男の実像に迫る。
■ カラー企画
陸軍九七式戦闘機「キ二七」/山城 山崎城/ウィリアトゥスの死/最終防護射撃/超音速飛行への挑戦/ヒトラーのオリンピック/対決!野戦汎用車
■ その他の記事
英巡航戦車の系譜『クルセイダー戦車大研究』/潜水艦乗り気質『わが青春、どん亀時代に悔いはなし』/連合軍の進撃を支えた『プルート作戦』/各国陸軍の教範を読む③『用兵思想の根幹2』/元ラバウル海軍病院筆生『荒井萬里子インタビュー』/騎士から銃士の時代へ『パヴィアの戦い』/幕末最強火砲の神話『アームストロング砲』/流血の反政府騒乱『光州5.18事変』ほか
■ 連載コミック 新シリーズ!
小林源文 ノルマンディー1944 Act.4