忍者の里の忍者電車

JR関西本線・伊賀上野駅と近鉄大阪線・伊賀神戸駅を結び、伊賀上野の町を走り抜ける伊賀鉄道は忍者電車が走る。かつて近鉄奈良線を走っていた860系の電車に、漫画家・松本零士氏デザインのペイントを施したもので、現在同線を走る6編成中、2編成がブルーとピンクの忍者電車となっている。前日の17時以降に上野市駅（Tel 0595-21-3231）へ問い合わせれば運行ダイヤを教えてもらえるので、確実に乗りたい方は是非。

町散策中の一休みに最適／むらい萬香園

元々は老舗のお茶屋さんなのだが、先々代が伊賀流忍者を研究し、忍者塾を開いていたことで有名になった。おすすめは、たっぷり本格抹茶が入った「抹茶ソフト」（250円）、忍者が使ったマキビシにちなんだ「ひしの実アイス」（250円）、そして抹茶ソフトをベースに白玉やフルーツ、手裏剣型かたやきがデコレーションされた「忍者パフェ」（680円）。またここは、忍者衣装レンタル発祥の店でもある。なお、現在はあまりの人気に、衣装レンタルは平日のみ（1日700円）に限っている。

お土産には「忍者だんご」／かぎや餅店

こしあんが入った白と、粒あん入りのヨモギを串に刺した「忍者だんご」（5本530円）。この店のご主人が昔、忍者は塩味のだんごを携帯食にしていたことから考案したのだそうだ。あんの程よい甘さと生地のモチモチ感が絶妙、素朴で何か懐かしさを感じる。店内には他に「伊賀餅」などの餅菓子や、今では珍しい量り売りのお菓子が並ぶ。