「天地人博2009」開催中! 米沢市 直江兼続マスコットキャラクターかねたん
「愛」の前立のある兜をかぶった直江兼続とは、どんな人物だったのだろうか? 6歳の頃より上杉景勝の小姓・近習として仕えた兼続は、景勝とともに上杉謙信の薫陶を受け、目先の「利」にとらわれず「義」の心を大切にする生き方を教えられたという。兼続は終生この教えを守りぬき、上杉家への「義」を貫き通している。慶長3年(1598)、豊臣秀吉の命令で上杉景勝が越後から会津120万石に加増移封された際、陪臣ながら出羽米沢6万石(寄騎を含めると30万石)の所領を与えられている。米沢の地は、その後、関ヶ原の戦いで敗れて上杉家が米沢に移封され、兼続が陣頭に立って殖産政策・治水事業など城下町づくりをはじめ民政にも尽力した場所。米沢市周辺、山形県内には、兼続ゆかりの地が数多く残されており、その足跡をたどりながら「義」と「愛」に生きた戦国武将・直江兼続に思いを馳せてみたい。