観光地として知られるグアム島。本誌読者には、米軍のマリアナ・キャンペーンの一環として、1944年7月11日から8月11日まで、日本軍守備隊（第二十九師団および独立混成第四十八師団基幹）と米軍攻略部隊（第77歩兵師団と第３海兵師団）との間で、激しい戦闘が繰り広げられた島として馴染みが深いと思われる。ここでは、本誌スタッフが2010年に訪れた際に撮影した戦跡の一部と、国立公園・太平洋戦争歴史博物館（2012年８月にリニューアル・オープン）の収蔵品の一部をご紹介しよう。

　

本誌スタッフが訪問したさい、国立公園・太平洋戦争歴史博物館はリニューアルの準備中で、そのため様々なコレクションを収集していた。写真はその一部で、左が、日本陸軍航空隊の冬用飛行服。中央がアジア諸国をはじめ各国で販売されたプロパンガンダ雑誌の『国際写真情報』。右が、各種小火器の弾薬と薬莢類。

協力＝国立公園・太平洋戦争歴史博物館