本誌123号「WWⅡタイ王国戦史」の記事にもあるように、タイ(シャム)は18世紀から、さまざまな外交政策をとって独立を維持してきました。そして独立国として必要な軍隊も創設から現在まで、兵器を輸入して軍備を整えることが続いています。
各国から輸入されたこれらの兵器は、時代ごとに政治状況を見極めて独立を保ってきた、タイ王国の強かな外交を物語っているのではないでしょうか。
本誌122号および「制作こぼれ話」で紹介してきたタイに現存する日本製兵器の第3弾として、これまでに掲載できなかった展示品を紹介していきます。