雑誌歴史群像―次号制作進行中

No.160(2020年4月号)

No.160は3月6日発売予定です。

「バルバロッサ」作戦、成功のために何が必要だったのか?(第一特集・2020年3月3日)

1941年6月22日、ドイツ軍が仕掛けた対ソ侵攻作戦「バルバロッサ」により、ソ連軍は各所で撃破され、対フランス戦でその威力を見せつけた電撃戦が再現されるかに思われた。しかし現実には、独ソ両国の戦いはその後4年の長きにわたり続くことになる。約300万の兵力を動員した空前の大作戦はいかにして立案され、なぜ頓挫したのか? 第一特集「検証 独ソ開戦」では、ヒトラーの対ソ侵攻の決意から、3つの可能性があったドイツ軍の対ソ作戦立案、そして作戦決定、戦備や兵站など開戦に至る過程に内在した様々な問題点を分析。「独ソ開戦」の内幕を徹底検証します。

対露、対独。二つの攻城戦から日本軍が学んだこととは?
(戦史分析・2020年2月24日)

太平洋戦争における日本軍は白兵思想に拘泥し、火力を軽視したといわれる。そしてその理由の一つとして、第一次大戦で欧州の戦場を経験しなかった点を挙げる意見がある。しかしそれは事実だろうか。第一次大戦勃発直後の1914年8月、ドイツへ宣戦布告した日本は、東洋におけるドイツの一大拠点・山東省の要所の利権奪取を目指した。これに先立つ日露戦争の渦中、ロシアの「旅順要塞」の攻略で多くの教訓を得ていた日本軍は、大小各種の火砲を準備してドイツ軍青島要塞の攻略に臨む。日本軍は「火力の重要性」を十分に理解して二度目の近代要塞攻略に臨んでいたのだ。戦史分析「日露戦争の教訓は生かされたのか 青島要塞攻略戦」は、青島要塞に対する日本軍の戦いの準備から戦闘の経過を詳しく見ていく。そして火力の重要性を知っていた日本軍が、なぜそれを生かせぬまま太平洋戦争に臨んだのかを解説する。

潜水艦か? 船か? いや、戦車だ?(日の丸の轍・2020年2月17日)

戦車は誕生以来バリバリの陸戦兵器ですが、もし川や海を自力で渡ることができたら――という願望は軍や開発者の間に常に存在し、一つの手段として水陸両用戦車という特異な存在を誕生させます。好評をいただいている連載「日の丸の轍」で今回取り上げる特三式内火艇も、日本海軍の期待を集め誕生しました。日本海軍は、特三式内火艇に「船」としての能力に加え、潜水艦輸送が可能な機能と対戦車戦闘も十分こなせる火力を求めたのでした。そんな玉虫色ともいえる性能を求めた理由とは、そして完成した特三式内火艇の性能と真価は? 上田信画伯渾身のイラストもお楽しみに!

見かけによらず?――爪を隠したフランス空軍の翼(蒼空の翼・2020年2月10日)

人の実力は外見から判断しにくいもの。兵器にも時にそれが言えます。彩色写真と実機詳解で好評をいただいている連載「蒼空の翼」の今回のテーマ、フランス空軍戦闘機モラン・ソルニエMS.406もそんな機体ではないでしょうか。1934年の「フランス戦闘機近代化」の号令とともに開発が始まり、1938年に量産開始。当時のトレンドである低翼単葉・引き込み脚・密閉風防を備えつつ、機体構造は全金属と鋼管布張り(胴体後部)の混成、とやや時代遅れ感も……。ドイツとの戦いではフランス空軍の主力の一角としてルフトヴァッフェ相手に奮闘しました。またフィンランドやスイスなどでは、エンジン換装や兵装の改良を受けて性能向上した機体が活躍。意外にも底力があったちょい古な「フレンチ・ファイター」に乞うご期待!?
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