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「城下町探訪」 川越―東京がなくした江戸が残る城下町

Ⅲ 街角情報

菓子屋横丁   名産・川越いも

※「Information」マークのついてる写真はクリックすると、詳細情報がご覧になれます。

菓子屋横丁

幕末の菓子屋が元となり、暖簾分けによってこの場所に菓子屋が集まったと言われている。関東大震災で東京の菓子屋が営業不能になったとき、代わって菓子の供給地となり栄えた。もともとは製造・卸しがメインであったが、戦後になると菓子製造を続けるところはほとんどなくなり、代わって近年は観光ブームにより、昔懐かしい駄菓子やだんご、饅頭を販売する小売り店舗で賑わいを見せている。

●玉力製菓
菓子屋横丁で唯一飴の製造・販売を続ける店。一般には金太郎飴と呼ばれる“組物”の飴を作る様子も運がいいと見学することができる。

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名産・川越いも

南米大陸原産のサツマイモは、コロンブスの新大陸発見から200余年、ヨーロッパを経由して17世紀初めに琉球に伝わったが、川越で栽培が始まるのはさらにそれから1世紀半の後、18世紀半ばのことであった。当初は、やせた土地でも育つという特性から、救荒作物広まったと考えられるが、江戸時代末期に江戸でおやつとして焼き芋が流行すると、新河岸川の舟運で江戸に届けられた川越の芋は甘くて美味いと好評を博した。
現在、川越土産として定番の「いもせんべい」は、スライスしたサツマイモを鉄板で焼き砂糖密を塗ったお菓子で、明治時代になってから名産の芋の加工品として開発されたものである。

●東洋堂の“いもせんべい”
中央奥が昔のままの製法で作られているいもせんべい(一袋310円~)。写真左の“いも甘納糖”(商品名は「月見糖」一袋520円~)、右の“いもかりんとう”(商品名は「松葉あられ」一袋310円~)。他にツブしたサツマイモを煎餅状にして焼いた、サクサクとした軽さが特徴の「いもせん」(一袋310円~)も人気。


マップ&川越城データ    Ⅰ 城郭の見どころ    Ⅱ 町の見どころ①    Ⅱ 町の見どころ②