
雑誌『歴史群像』は、1992年6月に創刊されました。当時は「人物・戦い・事件」の検証がテーマの総合歴史雑誌でスタートしましたが、読者の人気の高い「戦い」を中心にした編集方針へとシフト。
1997年4月に現在おなじみの「戦略・戦術・戦史Magazine」に生まれ変わりました。
人類の歴史は戦争の歴史でもあり、そこには多くのドラマと学ぶべき教訓があります。これからも戦史をもとに、さらに興味ぶかい誌面づくりを目指します。


歴史群像 No.95
2009年6月号
絶賛発売中!
特別定価980円(税込)
■ 第1特集
連合艦隊の“目的地なき航海”
【帝国海軍 第二段作戦】
ミッドウェー海戦の失敗は「運命の5分間」に象徴される現場指揮官の判断ミスにあったとは、よく語られるところである。しかし、真の敗因は作戦遂行以前のもっと根深いところにあった点を見過ごしてはならない。そもそも日米開戦の段階から陸軍と海軍の、あるいは軍令部と連合艦隊の間に戦略観の違いがあり、開戦後においても方針のズレが埋まらないまま、その場しのぎ的な作戦が続行されたのである。海軍はなぜ「MI作戦」を選択したのか。その失敗の本質に改めて迫る。
■ 第2特集
精強なる“龍の軍団”の実相
【解析 上杉家の軍事システム】
戦国時代の軍役については、着到状の研究などにより、後北条や武田が兵科の整備をある程度進めていたことが知られるようになった。他方、上杉軍にはそうした整備があまり見られない。武田・後北条亡きあとにも有数の大大名家として、大規模化する数多の戦役に参陣するにもかかわらず、ついぞ大坂の陣に至るまで大きな変革がなされた形跡が認められないのである。上杉はなぜ他家のような改革を行わなかったのだろうか。改変なき軍制改革とも言い得る上杉軍の謎に挑む。
■ 第3特集
暴力の応酬はなぜ止められないのか
【ガザ紛争2008‐2009】
昨年末に突如始まったイスラエルの空爆により、ガザは再び戦場となった。現在は「一方的戦闘中止」により、形ばかりは停戦状態だが被災地の被害は甚大であり、問題の本質は何ら解決をみていない。イスラエルは何を欲しているのか。なぜハマスはパレスチナ民衆の支持を得ているのか。なぜ暫定自治政府はコントロールを失っているのか。そもそもガザはなぜ係争の地であり続けるのか。報復の応酬が続く現在進行形のガザ問題を、歴史的経緯もふまえて再検証する。
■ 特別センターカラー
“日本の真珠湾”に残る陸海の戦争遺跡『探訪 トラック諸島』
■ カラー企画
特報「真夏のオリオン」/海軍 零式観測機/越後 栃尾城/三笠艦橋の図/B-25 MITCHELL/核兵器のキノコ雲/“商鞅の変法”とは
■ その他の記事
製造現場の実像『密着!軍用機工場』/激動と迷走の日本外交『日独伊 三国同盟』/史上最大の作戦を秘匿せよ『モントゴメリーの影武者』/マウリッツ軍制改革の結実『ニューポールトの戦い』/艦載砲の完成『大砲入門③』/大捷日本に冷水を浴びせた16機の刺客『ドゥーリトル襲撃隊』/海軍横須賀砲術学校教官『茂木明治インタビュー(後編)』/基本構造と最新タイプ『パラシュート②』 ほか
■ 巻末特別企画
雑誌「歴史寫眞」が報じた最新の科学と軍事『20世紀初頭の兵器事情』