雑誌 歴史群像

雑誌『歴史群像』は、1992年6月に創刊されました。当時は「人物・戦い・事件」の検証がテーマの総合歴史雑誌でスタートしましたが、読者の人気の高い「戦い」を中心にした編集方針へとシフト。

1997年4月に現在おなじみの「戦略・戦術・戦史Magazine」に生まれ変わりました。

人類の歴史は戦争の歴史でもあり、そこには多くのドラマと学ぶべき教訓があります。これからも戦史をもとに、さらに興味ぶかい誌面づくりを目指します。

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歴史群像 No.90
2008年8月号
 絶賛発売中!

歴史群像2008年6月号

特別定価970円(税込)









■ 第1特集

「アジアの魔都」で交錯した銃火と外交
【第一次上海事変】

昭和7年(1932)1月、上海租界で日華の衝突が起きる。日本は直ちに軍を派遣し短期間でこれを鎮めたが、のちの大陸進出のきっかけとなる出来事でもあった。事変は満州国建国に対する諸外国からの不審の目を逸らすための謀略だったとも言われるが、結果はその思惑を超えて多方面に影響を及ぼし、抗日運動の更なる激化、5.15事件の勃発など、不穏な世情をさらに煽ることとなった。軍・政府ともに一枚岩とは言えない内実が見え隠れする事変を通して、日中戦争前夜の日本を透視する。

■ 第2特集

豊家を支えた武功と金脈
【大和大納言 秀長伝】

豊臣秀吉の実弟・秀長は、兄の片腕として辣腕をふるい、「内々の儀は宗易(利休)、公儀の事は宰相(秀長)」とまで言われた重要人物であった。温厚・篤実な人柄とされ、また秀次事件や朝鮮出兵など秀吉政権後期の問題は、すべて秀長死後のことであることから、「秀長が存命であれば、豊臣政権ももう少し磐石になっていたのではないか」と評されることも多い。まさに豊臣政権の“良心”のような秀長評であるが、はたして内実はどうだったのだろうか。秀吉躍進を助けた陰の功労者の表裏の顔をあぶり出す。

■ 第3特集

覇権国家への道を開いた「輝かしい小さな戦争」
【米西戦争】

1898年、米戦艦メイン号の謎の爆沈に端を発して、アメリカ合衆国とスペインは戦争となり、約半年の戦闘を経て米国が勝利した。世に言う米西戦争である。この結果、米国はキューバなどカリブ海地域に覇権を伸張させ、さらにスペイン支配地であったグアム、フィリピンを領有して太平洋進出の足がかりを得た。米国はかつての「世界帝国」に引導を渡し、新たな世界帝国としての歩みを始めるのである。のちの日米対決の遠因ともなった戦争の顛末を、内外への影響も合わせて概観する。

■ カラー企画

海軍 試製九九式練爆「明星」/甲斐 御坂城/フォントノワの戦い/ビスマルク級戦艦/爆弾三勇士/グァンタナモ米海軍基地/長城と関城

■ その他の記事

なぜ造られ続けたのか『チャーチル戦車大研究』/ジェット実現への夢『試作特殊攻撃機 橘花』/検証5.15事件<最終回>『チャプリン暗殺計画』/元海軍少尉『江名武彦インタビュー』/各国陸軍の教範を読む②『用兵思想の根幹』/ルネサンスの大激戦『ラヴェンナの戦い』/戦艦『ティルピッツ』を抹殺せよ/聖地炎上『騒乱のチベット現代史』ほか

■ 連載コミック

小林源文 ノルマンディー1944 Act.3

■ 特別付録

CG再現 海軍特殊攻撃機 試製『橘花改』ポスター