「入門者」も鉄道ファンも楽しめるヴィジュアル鉄道ガイド!
歴史群像シリーズ 『[図説]鉄道のプロフェッショナル』
「鉄道の匠」たちの知られざる技・仕事・道具
■ISBN/4-05-605271-9
■B5判 本体166ページ+
大好評の『図説・鉄道車両はこうして生まれる』、
『図説・鉄道路線はこうして生まれる』に続く、
「歴史群像鉄道ムック」第2期シリーズの第3弾 !!
今回のテーマは「人」です。
「スジ屋」「停車場屋」から
食堂車乗務員、鉄道公安官まで!!
さまざまな人たちに支えられて運行されている鉄道。本書では「スジ屋」「停車場屋(配線設計者)」、食堂車乗務員から鉄道公安官、車両デザイナー、鉄道コンサルタントまで、16職種の「プロフェッショナル」たちが、その仕事の実際、技とコツ、道具に至るまでを語りつくす。「人と仕事」という側面から「日本の鉄道」の実像に迫る画期的なムック! 貴重な資料、写真も満載!
■ 本書の内容
●Part1 車両のプロフェッショナル
【車両のデザイン】時代が求める形と色[対談:星晃×南井健治]
【電車の電機品製造】東洋電機製造の職人たち
【鉄道画家】図面から鉄道画まで!「車両絵の達人」黒岩保美
●Part2 駅務と鉄道サービスのプロフェッショナル
【車掌】生涯一車掌
【駅員】駅員人生半世紀
【食堂車乗務員】食堂車に石炭レンジがあった頃
【改札口業務】改札口の「職人魂」
【鉄道公安官】鉄道公安官という仕事
【駅売店販売員】駅売店販売員の33年間
●Part3 運用・保守のプロフェッショナル
【スジ屋】列車ダイヤは生き物 元「スジ屋」さんが語るダイヤの引き方
【貨物列車運転士】大井機関区 貨物列車運転士の仕事
【鉄道土木構造物検査】ハンマーと機器を駆使し異常を早期に発見する
【ATCの開発】自動列車制御装置を構築する
【CTCの開発】列車集中制御装置の開発
●Part4 鉄道施設・システムのプロフェッショナル
【停車場屋】線路をデザインする~その基本と実例
【鉄道コンサルタント】求められる日本の鉄道技術
・[フォトアルバム] 鉄道のプロフェッショナル「懐かしの風景」
・[コラム] 時代を映すサービスレディー/国鉄時代のダイヤ改正会議/東京駅に残る最古の柱に名もなき工匠を想う
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星晃著 『回想の旅客車 特ロ・ハネ・こだまの時代〈下〉』
■ISBN/4-05-403760-7
■B5判変形・
ハードカバー・180ページ
進駐軍用客車、食堂車の復興、
形式改正、塗色とデザイン…。
第一人者が記した戦後復興・高度成長期の
国鉄旅客車事情と「欧米鉄道見聞記」
国鉄で旅客車の設計・開発に従事し、数々の名車を生みだした筆者の回想録の復刊版。この下巻は「解説・展望」「昔の欧米鉄道見聞記」の二部より構成。前者は「客車の形式改正と改番」「乗り物の色」「車両工業デザイン」など、開発当事者ならではの視点からまとめた30テーマを、後者は筆者が実際に目にした欧米の鉄道車両事情をまとめたもの。鉄道ファン必携の貴重な資料。
■ 本書の内容(目次より)
[解説・展望(当時の寄稿から)]
珍しい進駐軍用客車
外人観光団専用列車の構想
「仮想列車」臨時JNR号
生まれかわる3等客車
特急専用3等車
新製客車情報
客車の鋼体化改造
特別2等車物語
食堂車の復興
戦後の寝台車事情
客車の形式改正と改番
車両称号規定改正余話
国電2等室の試み
気動車車体の大形化
特急用新形軽量食堂車
事業用電車の新顔
国電の形式改正
国鉄における旅客車の動向
1等展望車変遷記
デラックスでない新幹線電車
車両構造材としてのFRPへの期待
乗り物の色
車両の外部色あれこれ
車両と色彩
鉄道車両における工業デザイン
車両工業デザイン
耐候性鋼の鉄道車両での利用
車両座席の改良
乗り心地をよくするために
新幹線におけるトイレ方式
列車トイレの改善対策
車両軽量化のあゆみ
[昔の欧米鉄道見聞記]
カラー・ヨーロッパの車両1954 スイス・フランス・ドイツ・イタリア・イギリス
昭和28年スイスゆき
スイスの鉄道事情
フランスの客電車
ドイツの旅客車など
イタリアの客電車
イギリス鉄道の印象
アメリカ・カナダの旅客車のデザイン
[随想]
8階の窓から/「特急の顔」の標準化/欧州から帰って
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星晃著 『回想の旅客車 特ロ・ハネ・こだまの時代〈上〉』
■ISBN/4-05-403708-9
■B5判変形・
ハードカバー・188ページ
伝説の名著、待望の復刊!!
白帯車から寝台・座席両用特急電車まで
国鉄旅客車設計の第一人者による貴重な記録
●本書は国鉄車両設計事務所電車主任技師、副技師長などを歴任した国鉄旅客車設計の第一人者である著者の回想録で、約20年前に発行された同名の本を復刊したものです。
●湘南電車、こだま形特急電車、修学旅行専用電車、日光形電車、寝台・座席両用特急電車など、戦後の国鉄を代表する旅客車が、それぞれいかなる背景のもと、どのような意図で開発されたのか、開発にあたってはどういう点に苦労したかなど、当事者でしか書けない貴重な記事がふんだんに掲載された一級の資料です。
●加えて、米軍専用列車「白帯車」についての回想や、「国鉄車両設計事務所の歴史」「随想」などの歴史的価値の高い記事も掲載されています。
●当時の貴重な写真(カラー116点、モノクロ277点。そのほとんどは筆者自身の撮影)に加えて、車両の図面、時刻表などの資料図表など、ビジュアル資料もふんだんに掲載。
■ 本書の内容(目次より)
[車両のカラー回顧]
カラフルな国電のはじまり/2等車の特別整備(28年度)/昭和20年代に生まれた花形客車/軽量客車の誕生/東海道線電化完成による客車特急の新塗色“青大将”/ディーゼルカーの時代/こだま形電車/日光形電車/東海形電車/修学旅行専用車いろいろ/御料車1号/貴賓電車クロ157-1/サロンカー/ディーゼル特急/新しい通勤形電車/交流電化の初期に/急行電車全盛のころ/交直流急行電車/引き継がれる湘南カラー/北海道へ交流電車/交直流特急電車/寝台・座席両用交直流特急電車/新幹線時代のあけぼの
[回想記]
占領下白帯車のころ/湘南電車の誕生/電動列車時代の幕あけ/客車特急の復活/軽量客車の黎明期/こだま形特急電車時代/デラックスなパーラーカー/さようなら
こだま形/修学旅行専用列車/日光形特別電車/御料車と貴賓電車/30年代の急行形「電車・気動車」/寝台・座席両用特急電車/国鉄車両設計事務所の歴史
[随想]
“彗星”のサロンカー/“こだま”のビュフェ/運転台の灰皿/新車になじむ/車両と旅客サービス
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『【超図説】鉄道車両を知りつくす』川辺謙一 著
蒸気機関車から新幹線まで!!
車種別にわかる鉄道車両の構造・技術・発達
■ISBN/4-05-403569-8
■B5判/146ページ
新幹線、特急形車両から寝台車、蒸気機関車まで、日本の鉄道車両の構造・技術・発達を車種別に徹底図解!! 走る仕組み、先頭形状から環境対策、トイレの構造まで、気になるメカニズムをわかりやすく解説。鉄道ファン必携、入門者必読の1冊。
■ 本書の内容(目次より)
●カラー綴じ込み付録
●図解・電車の構造~ひと目でわかる電車の概要~
●鉄道車両の概要 The Fundamentals of Rolling Stock
鉄道の特徴/車両の種類と構造/車体材料・台車・連結器/運転保安装置/車両の形式名のつけ方(旧国鉄方式)
●電気機関車 Electric Locomotive
電気機関車の発展の歴史/モーターと制御/機械的技術/交流電化と電気機関車/特殊区間への対応/保安などのための技術/意外に難しい電気機関車の走らせ方/従来の電気機関車の構造①直流電気機関車の構造/従来の電気機関車の構造②交流電気機関車の構造/従来の電気機関車の構造③交直流電気機関車の構造/VVVFインバーター制御電気機関車の構造
●電車 Electric Car
「電車王国」日本/電車の制御・駆動・集電/特殊構造の電車
●蒸気機関車 Steam Locomotive
蒸気機関と蒸気機関車/基本構造・種類/形式名(日本の場合)/用途/軸配置(車輪の配置)/高速走行のための軸配置/軸配置の呼称/蒸気をつくる仕組み/弁装置の役割と動輪を動かす仕組み/運転方法/煙害対策・保安装置/運転を支える設備/安全を支える定期検修/蒸気機関車が廃止された理由
●ディーゼルカー・ディーゼル機関車 Diesel Car,Diesel Locomotive
ディーゼルカー・ディーゼル機関車とは?/分類による位置づけ/ディーゼル機関車のスタイルと軸配置/ディーゼルエンジンのシリンダーの配列/鉄道車両用エンジンの形式名の付け方(国鉄式)/動力伝達方式/液体変速機とは/大型ディーゼル機関車の変遷/ディーゼルカーの開発と普及/エンジンの高出力化と直噴式エンジン/ディーゼルカーの連結器と自動解結システム/液体変速機の技術/ブレーキ装置/ディーゼルカーの車内冷房と電源装置/耐寒対策と寒冷地仕様/環境への配慮/新時代のディーゼルカー
●寝台車 Sleeping Car
寝台車に求められる性能・技術/防火・防災対策/トイレ・洗面所・シャワー/電源設備/寝台客車の変遷/日本特有の寝台電車/JR化後誕生した寝台車/運用
●特急形車両 Car for Limited Express
速達化のための工夫/カーブを高速走行するための技術/特急形交直流電車の技術/車内設備の変化/先頭形状と展望室
●新幹線システム The System of the Shinkansen
車両編/土木編/軌道編/雪害対策・耐寒設備編/電気編/運用編/環境編
●コラム さらなる鉄道の高速化を目指す超伝導リニアモーターカー
●筆者紹介
川辺謙一(かわべけんいち)
ライター、イラストレーター。鉄道・旅行・科学技術の分野を中心に活動中。1970年三重県生まれ。東北大学工学部卒、東北大学大学院工学研究科修了。化学メーカーの工場、研究所に勤務し、半導体材料などの開発に携わる。2004年に退社後フリーに。
1996年雑誌「旅と鉄道」(鉄道ジャーナル社)でイラストレーターとしてデビュー。のちにライターとしての活動も開始。当初はペンネーム「川辺芭蕉」を名乗っていたが、2005年から「川辺謙一」に。
著書には、鉄道技術を小中学生向けに解説した「鉄道メカ博士」(2002)、「鉄道メカ博士リターンズ」(2005)
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