■ISBN/4-05-606770-8
■B5判・130ページ
なぜ「亡国への道」が選択されたのか!?
ついにシリーズ完結!
1937年7月7日、北京郊外・盧溝橋で日中両軍が衝突、これを機に日本は8年間にわたる戦争の時代に突入する…。シリーズ最終巻の本巻では、日中戦争の始まりから太平洋戦争の勃発、そして敗戦による大日本帝国の崩壊までを徹底詳解する!!
■主な内容
●カラー図説
・日本軍の主戦場はいったいどこだったのか
~数字から見た中国戦線と南方戦線の関係
・世界大戦としての「大東亜戦争」
~自覚なきまま「侵略国家」に位置づけられていた日本
・太平洋戦争の本質
~なぜ日本は、「勝算も、戦争終結の目算もない戦争」を始めたのか
●徹底検証 “ふたつの開戦”の深層
①蒋介石の決心…妥協から積極抗日へ
「日中戦争泥沼化」の中国側要因を分析!
②日本軍「南進」の舞台裏
陸海軍の「妥協と駆け引き」から決まった「戦略なき南進」
③海軍と「三国同盟」
なぜ海軍は「防共協定」に反対したのに
「三国同盟」には賛成したか?
④外務省で用意された「無通告開戦」のシナリオ
外務省の主流は「積極開戦派」だった!
⑤なぜアメリカは「ハル・ノート」を提示したか
日米開戦の真因は「英国の危機」にあった!
●写真でたどる人物伝
東條英機と近衛文麿
~太平洋戦争直前で避戦に動いた宰相たち
昭和天皇
~政治的理性を持った君主は、なぜ軍部の暴走を許したのか
●作戦ドキュメント
[太平洋戦争勃発前夜の諸作戦]
日中戦争 Part 1/ノモンハン事件/日中戦争 Part 2
●ドキュメント DOCUMENT
【第一部】果てしなき戦線拡大 1937-41
①盧溝橋事件と国家総動員体制
②日中戦争の長期化と「東亜新秩序」建設
③日独伊三国同盟と軍部の南進政策
④日米交渉の挫折と真珠湾攻撃
【第二部】崩れゆく絶対国防圏 1941-45
①連合軍の反攻と二大決戦の大敗
②絶対国防圏の崩壊と本土空襲の激化
③迷走の終戦工作と無条件降伏
【特別綴込】「支那事変二周年記念興亜現勢図」
(昭和14年・内閣情報部発行)
ほか企画満載!