「義と愛に生きた上杉の智将 直江兼続 米沢の足跡をたどる」第1回 米沢市周辺

米沢の墓(万年塔)

 直江兼続が考案したといわれるもので、米沢藩独特の形をした墓石。中がくり抜かれ、側面に多数の穴をあけた長方形の石の上に、屋根石をのせた形をしている。これは戦時ともなれば積み重ねてバリケード(穴は銃眼)となる。また洪水の際には土を詰めて土嚢になるようにと考えられたもの。減封されても120万石の家臣団を温存し、密かに鉄砲を鍛造するなど、兼続はいつか再起の機会をねらっていたのかもしれない。

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