パンクが好きです、
と言うと
「じゃあアレとかコレですか?」
って挙げられるバンドのアレとかコレは
どう考えても俺の言うパンクではなく、
90年代以降のアメリカ西海岸発祥のソレだったりします。
イラっとします。
何でその違いが解らねぇんだか無気味ですらあります。
でも今、どこのCD屋さんに行っても、
パンクの棚にあるのはソレです。
マイルス・デイビスの方がよっぽどパンキッシュだと
思うのでございますが。
身内に関係者がいるから言うんだけど
「道」化してしまった茶の湯も
利休のアレでもソレでもないと思うよなぁコレが。
茶碗の回し方なんかどーでもいいじゃんねぇ?
あのサディスティックなまでの芸術性は
秀吉だけじゃなくて、その直近にいたはずの人たちにも
理解出来なかったってコトなんでしょうか。
まぁね、様式化しなかったら
高尚すぎて現存すらしていないかもしれないから
仕方ないのかもしれません。
さて、いわゆる「初期パン」のバンドが次々と消滅すると
パンクロック自体も細分化してゆきました。
「初期パン」を様式化した一派(原理主義派)がいて
正常進化させたハードコアの連中(武装派組織)があって
でも正当な継承者はというと、
パンクスであることを声高に喧伝することもなく
時には音楽という表現手段にすら縛られず
「パンク的な発想」のもとに
「一見パンク的とも思えない、でも非常にパンキッシュなもの」
を生み出している者たち(隠れパンクス)。
おおの のぶなが |
そーそー、オレだよオレ! だってノブナガだもん! 声高に喧伝しまくるけどね! 壊しちゃうよー壊しちゃうよー壊しちゃうよー♪ …え? ナニ? 壊れてる? 壊しちゃうじゃなくて? 2007年9月 大野信長 |