「義と愛に生きた上杉の智将 直江兼続 米沢の足跡をたどる」第1回 米沢市周辺

軍旗(懸り乱れ龍の旗)

 上杉謙信の軍旗といえば「毘」と「龍」の旗が知られている。戦いの神・毘沙門天を尊信していた謙信は「刀八毘沙門」の旗と呼ばれる「毘」の旗を掲げて戦い、戦陣においては常にこの旗が先頭に翻っていたといわれる。一方、よく並んで目にすることの多い「龍」の旗は、「懸り乱れ龍」の旗と呼ばれ、上杉軍が総攻撃する時のみ本陣に掲げられたもので、実は滅多に掲げられた旗ではなかった。

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