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「城下町探訪」 伊賀上野―築城の名手・藤堂高虎の城をいただく“忍の里”

Ⅳ Another

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松尾芭蕉生地

漂泊の詩人として各地を旅して『のざらし紀行』『奥の細道』などの紀行文や、数多くの名句を残し俳聖と仰がれる松尾芭蕉は、正保元年(1644)この地に生まれた。伊賀上野には芭蕉ゆかりの史跡が残る。
 

●芭蕉翁生家

赤坂町に建つ芭蕉の生家。庭の奥には、処女句集『貝おほい』を執筆した釣月軒が残る。

芭蕉は29歳までこの生家で過ごし、その後江戸へ出て俳諧師となった。

●釣月軒

芭蕉が帰省したときは、ここで起居したという。(写真提供:社団法人 伊賀上野観光協会)

 

●芭蕉翁記念館

館内の芭蕉文庫は、芭蕉の直筆や近世から現代にいたる連歌俳諧に関する多数の貴重な資料を所蔵している。

●俳聖殿

この独特の意匠は芭蕉の旅姿を表現。昭和17年(1942)、芭蕉生誕300年を記念して川崎克氏が私費を投じて建設。お堂の中には、伊賀焼きの芭蕉翁瞑想像が納められている。

 

●故郷塚

愛染明王を本尊として、愛染院の名で知られる松尾家の菩提寺・遍光山願成寺。遺言により芭蕉は、大津膳所の義仲寺に葬られているが、当寺の境内には遺髪を納めた故郷塚が祀られている。(左)

●上野天神宮

当地の産土神を祀る。芭蕉は処女句集『貝おほい』をここに奉納した。

 

●蓑虫庵

芭蕉翁五庵のうち唯一現存する、芭蕉の門弟・服部土芳の草庵。芭蕉が土芳に送った「みの虫の音を聞きにこよ草の庵」という句にちなみ、この名がある。(写真提供:社団法人 伊賀上野観光協会)


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